赤松大使によるカルヴァリョ シルヴァ 農業・環境大臣への表敬訪問、「サンティアゴ上下水道システム整備計画」起工式

令和7年12月27日
      

12月18日、カーボベルデ訪問中の赤松武大使は、コレイア・エ・シルヴァ首相、カルヴァリョ ・シルヴァ 農業・環境大臣と共に、「サンティアゴ上下水道システム整備計画」起工式に参加した後、カルヴァリョ ・シルヴァ 農業・環境大臣を表敬訪問しました。
 気候変動の影響を受けやすい島国において、限られた地下水資源を守りながら、将来にわたって安心して暮らせる強靭な社会を築くことは重要な課題となります。
年明けにも着工予定の本プロジェクトでは、島内南西部4州における飲料水供給の安定化及び安全な水へのアクセス改善を実現するために、海水淡水化施設及び送水設備を建設します。これにより、枯渇の心配がない海水を利用して、1日15,000トンの真水を生産することが可能になり、市民生活の向上と経済活動の活性化を支えます。
 式典にて、赤松大使は、このシステムを通じて届けられる「命の水」が、サンティアゴ島の家庭に行き渡り、島民の生活を潤し、子供たちの笑顔と国のさらなる発展に繋がることを願う旨述べました。
 赤松大使は、カルヴァリョ ・シルヴァ 農業・環境大臣による本年8月に横浜で開催されたTICAD9への参加につき謝意を表明するとともに、本プロジェクトの完成ひいては二国間関係のさらなる発展のために、引き続き緊密に連携していく旨確認しました。