赤松武大使による外務大臣への表敬訪問、令和7年度食糧援助のE/N署名式の実施
令和7年12月27日

12月18日、カーボベルデ訪問中の赤松大使は、ド・リヴラメント・モンテイロ・アルヴェシュ・デ・ブリト外務・協力・地域統合大臣兼共同体大臣を表敬訪問した後、同大臣との間で、約9,100万エスクード(1億5,000万円)を供与限度額とする令和7年度無償資金協力「食糧援助」に関するE/N署名を行いました。
赤松大使は、冒頭、急逝されたモンテイロ前外相に対する弔意を表明しました。その後、カーボベルデ独立50周年、ならびに日本とカーボベルデの外交関係樹立50周年を祝福し、今後、良好な二国間関係をさらに発展させるべく、緊密に連携していく旨話し合いました。
世界的な物価高騰や気候変動の影響が続く中、食糧援助を通じ、食料安全保障を確保することは、カーボベルデを含む全ての国で喫緊の課題となります。
1980年以来、ほぼ毎年、実施されてきたこの食糧援助は43回目を迎えたことは、日本とカーボベルデを結ぶ友情が強く、揺るぎないことの証となります。
今回、日本政府が新たに供与を決定した約991トンの米もまた、カーボベルデの食卓を支え、栄養上のニーズに応えることが期待されます。また、本件を通じ、TICAD9で表明された「アフリカの食料安全保障」を守り抜く連帯を実現することとなります。