兼轄国観光情報 : カーボヴェルデ

カーボヴェルデは、セネガルの西方約620kmの大西洋上に点在する15の群島(うち有人島は9島)からなる滋賀県程度の面積(約4,000km2)を有する島嶼国です。
乾燥した風土で、年間を通じて強い海洋風と北東の貿易風が吹きますが、平均気温は22度から28度前後と比較的温暖な気候であり、西アフリカの国というよりも、ヨーロッパの一部のような印象が感じられます。
海外からの玄関口となるのは、首都プライアを有するサン・ティアゴ島、この国最大のリゾートビーチを有するサル島です。両島にはアフリカからの便以外にも欧州からの直行便が発着し、ヨーロッパ人の人気の高いリゾート地となっています。それは、アフリカの中でも比較的温暖な気候と、治安が安定していることが要因としてあげられます。

・サン・ティアゴ島(Santiago)
首都プライアを有するサン・ティアゴ島は、同国の中心として発展しています。主な見所としては、町の中心であるプラトー地区が挙げられます。ヨーロッパを思わせるような石畳の町並みが美しく、中心にはプラサ(Placa:広場)があり、徒歩で十分歩き回れる手頃な広さです。
島北部には、タラファル(Tarrafal)と呼ばれる美しいビーチが広がり、同島のリゾート地として人気があります。プライアから車で約2時間という距離的利便性も相まって旅行者の人気が高いスポットです。
また、プライアから車で30分程西へ走ると、14世紀から17世紀にかけて奴隷貿易の要所として栄えたポルトガル居住地シダーデ・ヴェリヤ(Cidade Velha)があります。この居住地には海賊からの襲撃に備えた城塞跡や1495年に建築され500年以上もの歴史がある教会など様々な遺跡、旧跡があります。

・サル島(Sal)
島の由来となっている塩(Sal)や塩田が各地に存在しますが、中でも、島の東岸にあるペドラ・ルメ(Pedra Lume)周辺の塩田は広大で見応えがあります。また、島南部のサンタ・マリア(Santa Maria)にはこの国最大約8kmに渡るリゾートビーチがあり、欧州からの直行便が同島に発着することから、欧州からの旅行者が多く、リゾート地として人気があります。

・サン・ビセンテ島(São Vicente)
サン・ビセンテ島には、同国第2の町であるミンデロがあります。19世紀中央大西洋航路の重要な港として発展したミンデロは現在でも同国有数の漁港として活気にみちています。 また、ミンデロは音楽の町としても有名であり、5月から夏にかけては、大規模な野外音楽フェスティバルがビーチで開かれ、欧米からもたくさんの音楽好きが集まります。
同島出身のセサリア・エヴォラは「裸足の歌姫」の異名をもち、国内のみならず全世界で注目を集めており、過去にグラミー賞を受賞しました。彼女が歌う「モルナ」と呼ばれるカーボヴェルデ音楽は、ポルトガルや西アフリカなどの音楽的要素の影響を受けており、哀愁漂う中にも力強さを感じさせます。

・その他の島々(サント・アンタン島、サン・ニコラウ島、フォゴ島、ボア・ヴィスタ島、マイオ島等)
ここで取り上げなかった島々にもそれぞれ独特の雰囲気があります。例えば、フォゴ島では標高約2,800mの火山に登ることが出来、また、白ワインの産地となっています。サント・アンタン島、サン・ニコラウ島では溶岩が剥き出しになった台地と青い海を眺めることができるなど、それぞれ魅力があります。
  カーボヴェルデは他のアフリカ諸国と比べて、治安も安定しており比較的安全な国ですが、スリや置き引きと言った一般的な軽犯罪は他国と同様に起こりうることから、カーボヴェルデをご旅行される際には、外務省発表の海外安全情報等をご参考のうえご注意ください。


外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/