在セネガル日本大使館メールマガジン(2022年6月1日配信)

令和4年6月1日
皆さま
このたび、在セネガル日本大使館のメールマガジン(月1回)を創刊いたしました。在留届をご提出いただいた方、その他日・セネガル関係のためにご活動いただいている方々に配信しております。
配信ご希望の方は、ご氏名とメールアドレスを「mailmagazine-sn@dk.mofa.go.jp 」までご送付ください。
 
【在セネガル日本大使館メールマガジン 2022/6/1 第1号】
◆ 目次 ◆
1 「伊澤修駐セネガル日本大使挨拶」
2 「大使館からのお知らせ」
3 「寄稿文」
4 「領事便り」
5 「政治・経済」
6 「広報・文化便り」
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1 伊澤修駐セネガル日本大使挨拶
 
みなさん、今日は。大使の伊澤です。
このたび初めて皆様にメールマガジンを送らせて頂きました。まだ試行錯誤ですが、本使としては、毎月1回このようなメールマガジンを皆様にお届けしようと考えています。
今回は第一回目のメルマガなので、このような取り組みを始めた理由を簡単に説明させて頂きます。
 
2月にセネガルに着任して既に3か月以上が過ぎました。自分にとっては最初の大使職ということもあり最初は緊張していましたが、着任以来、多くの方々のご支援を頂き、なんとかスムーズに業務を立ち上げることができました。
 
大使館の活動に関して赴任直後から取り組んでいるのが「発信」の強化です。
大使館は任国で日本政府を代表しますが、大使館がその役割を十分に果たすためには、現地で暮らしている邦人の方々のご理解とご協力が重要だと考えています。大使館の業務について邦人の方々のご理解とご協力を頂くためには、まず、大使館とそしてそこで働く外交官達がどのような仕事をしているのかを皆様に知って頂くことが必要です。ところが、大使館の仕事と言ってもかなり多岐にわたるため、なかなか皆様に大使館の業務の全体を理解して頂くことができません。
 
そこで皆様に大使館の活動について具体的イメージをつかんで頂くための一助として大使館の「発信」を強化することとしました。具体的には、
(1)大使館のホームページ(HP)を拡充し、また従来までのツイッター(TW)に加えてフェイスブック(FB)も立ち上げて、こうしたSNS上に大使館の活動に関わる情報を積極的に掲載することとしました。本使がお会いした方や参加した行事、また館員が参加した重要な行事等、掲載に支障が無い範囲で幅広く活動の模様を発信させて頂いています。大使館のSNSを参照頂ければ、私がお会いしている方々や大使館が関係する行事、さらには日セネガル関係で進んでいる重要な案件について皆様の理解を深めて頂くことができるのではないかと思います。
 
(2)現在、「発信」の強化の試みは第二段階に入っています。今は、SNS上において、大使館業務の発信に加えて、セネガル人に対する日本文化の紹介や日本人に対するセネガルの社会や文化を紹介する情報をも掲載するように努めています。こうした双方向の発信は、両国間の相互理解の増進のために資すると考えています。
 SNSでは大使館が日々取り組んでいる業務を継続的に発信していくため情報が過多になりがちですが、今回から始めるメルマガはこうしたSNSの発信を補完するものとして、その時々の大使館の取り組みや邦人の皆様に関係する事項について特に皆様にお伝えしたいことを中心にとりまとめることとしています。更に、このメルマガの特徴の一つとして、セネガル在住の長い方々を中心に、毎月一人の方に、セネガル生活経験談を手記として寄稿して頂きます。今回はダカール補習授業校の安藤校長に寄稿をお願いしました。
 
(3)第三段階として、7月頃までを目処に、大使館のHPを整理して、こうしたSNS等で発信した情報を皆様にわかりやすい形でHPにデータとして保存していくこととします。
加えて、セネガル・ネットワークを強化していくことを目的に、この大使館のSNS上で、日セネガル関係に携わる皆様の活動を広く広報させて頂くことをお願いしようと考えています。本使は赴任する前にセネガルとの関係に携わる方々にお会いしましたが、皆様がセネガルに関して一生懸命取り組んでいることに感銘を受けました。そこでこうした皆様の活動を広く広報させて頂くことにより、将来的には大使館のSNSを日セネガル関係の情報発信の拠点としていきたいと考えていきます。
 
 以上、このメルマガを立ち上げた趣旨を説明しました。ご理解頂けるかと思いますが、このメルマガはセネガル在住の邦人の皆様に限られず、例えばセネガル人の国費留学生のOBの方々やかつてセネガルで活動をされたJOCVのOBの皆様等にもお届けしようと考えていきます。そのようにすることで将来セネガルを巡る大きな人のつながり、動きを作っていければと考えています。
 
2 大使館からのお知らせ
○2022年6月、7月の休館日のお知らせ
6月 6日(月)聖霊降臨祭翌月曜日
7月11日(月)犠牲祭翌月曜日
7月18日(月)海の日
 
3 寄稿 ~ダカール補習授業校校長 安藤真由美様~
セネガル在留邦人の皆さま、こんにちは、安藤と申します。個人事業主として日本企業支援の仕事をする傍ら、昨年からダカール補習授業校の校長を務めています。セネガルとの出会いは28年前に遡りますが、これまでは日本と行ったり来たりで、20年近く前に3年ほど駐在していましたが、今回のように8年近くも長期滞在するのは初めてです。数年のローテーションで移り変わる在留邦人の方々を横目に、アフリカ・セネガルに軸足を置いて生活することの楽しさを、大変さも含めて日々実感しています。
 
欲しいものが難なく手に入り、便利で時間の無駄がない日本に時々帰るとホッとするのは確かですが、セネガルに戻ってくると身体中の細胞が活性化するように感じるのは、単にセネガルが年中暑いからだけではなく、国の人口が若いこと、思い通りにいかなくて毎日が大小様々なサバイバルに満ちているからかもしれません。
 
2014年から子供たちが通っている毎週土曜午前中の補習校も、私の元気の源です。小学部から中学部まで、常に生徒は10人前後ですが、一人、二人のクラスもあるので毎回5人前後の先生が必要です。外部の講師が足りず保護者で何とか切り盛りした時期もあり、授業の準備や運営は簡単ではありませんが、子供時代の多感な数年を一緒に過ごさせてもらうことでパワーをもらい、保護者の方々と子育ての苦労を語り合い、多様なバッググランドを持つ講師の方々と交流する場は、セネガル生活に欠かせないルーティンになっています。すでに外部講師として貴重なお時間を割いてご協力いただいている方々におかれましては、この場を借りて厚く御礼申し上げます。補習校では新しい講師を随時募集しておりますので、ご関心のある方はお気軽にお問合せいただけますと幸いです。
 
セネガルの在留邦人コミュニティは適度にこじんまりしていて、日本にいたらお互いの人生が交錯することはなかったであろう人々と交流できるのも、セネガルならではと感じていましたが、この2年ほどは顔を合わせる機会、新しい出会いの機会が減ってしまいました。そのような中でのこうしたメルマガの発行は、人との交流が再活性化するきっかけになるのではと大いに期待しています。当方、まだしばらくはセネガルを拠点にしていますので、公私共に今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
4 領事便り
○一部の国・地域からの入国者に対する入国時検査の免除等(水際対策強化に係る新たな措置(28))
 「水際対策強化に係る新たな措置(28)」に基づき、令和4年6月1日午前0時(日本時間)以降、7日間待機を原則とした上で、入国前の滞在歴(「赤」「黄」「青」の3区分の国・地域)及び条件を満たした有効な新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種証明書を保持しているか否かで、入国時検査の有無、入国後の待機期間及び待機場所が変更されます。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19_qa_kanrenkigyou_00013.html  
 
セネガルからの入国者は「黄」区分に指定され、下記の措置が適用されます。
 
※「黄」区分の国・地域からの帰国者・入国者については、入国時検査を実施したうえで、原則7日間の自宅等待機を求めることとし、入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば、その後の自宅等待機の継続を求めないこととします。このうち、ワクチン3回目接種者については、入国時検査を実施せず、入国後の自宅待機を求めないこととします。
 
※入国後の公共交通機関の使用について
入国後24時間以内に自宅等待機のために自宅等まで移動する場合に限り、引き続き待機期間中であっても、公共交通機関の使用を可能とします。
 
5 政治・経済
○5月31日、円借款案件「マメル海水淡水化計画」ロット1(海水淡水化施設)の起工式が、サル大統領、チャム水・衛生大臣等をはじめとするセネガル政府関係者が出席の下で行われ、当館から伊澤大使が出席しました。この計画は、人口が急増するダカール州で高まる水需要に対応するため、水源の多様化を通じて水の供給量を拡大し、もってセネガルの持続的経済成長の後押しに貢献するものです。この事業には日本企業も参加しており、日本の高いインフラ技術を使ってセネガルの経済成長を後押しすることが期待されます。
 
○当館が所掌する4か国(セネガル、カーボベルデ、ガンビア、ギニアビサウ)の政治経済関連の一般情報は、翌月上旬に当館のHP新着情報欄に「在セネガル大使館月例報告」として掲載しておりますので、ご関心のある方はそちらをご参照ください。
(参考)2022年4月の月例報告:
https://www.sn.emb-japan.go.jp/files/100346819.pdf  
 
6 広報・文化便り
○第14回ダカールアフリカ現代アートビエンナーレ(Dak'Art 2022)」(2022年5月19日~6月21日)
2022年5月19日、ダカールで「第14回ダカールアフリカ現代アートビエンナーレ(Dak'Art 2022)」が開幕し、開幕式には、サル大統領はじめ、Dak'Art2022の公式招待国(コートジボワール、中国)、各国・国際機関、民間団体、アーティスト等の関係者が出席しました(当館より伊澤大使出席)。
 このビエンナーレの起源は、アフリカアートをアフリカから初めて世界へ発信したイベントとして1966年ダカールで開催された「国際黒人アートフェスティバル(FESMAN)」に遡ります。その後、1990年にアフリカ文学紹介イベントがダカールで開催された後、1992年にアフリカ現代アート紹介イベントが開催されました。そして1996年以降は、アフリカ現代アートビエンナーレとして、2年に一度定期開催されるようになりました(2020年は新型コロナの影響により中止)。さらに、2002年より公式イベント「In」以外に、非公式イベント「Off」も開催されるようになり、セネガル国内の公的機関(外交団体、各国文化施設、駅、病院、教育施設等)や民間団体(企業、アートギャラリー等)に限らず、国外からも多くの関係者が参加する、アフリカ大陸での主要な文化イベントの1つとなっています。
2018年に開催された「第13回ダカール現代アフリカアートビエンナーレ(Dak'Art 2018)」への参加者は合計約25万人と言われ、内、国外から約5万人、プロフェッショナル登録者1.1万人、参加団体は3,000を超えました。「Forger(練り上げる、作り上げる)」をテーマとする今年の「第14回ダカール現代アフリカアートビエンナーレ(Dak'Art 2022)」には85か国から25万人の参加が見込まれ、開催期間中、ダカール市内はじめセネガル国内では多くのイベントで賑わいます。
 
○日本ポップカルチャー紹介イベント「クリエティブ産業祭(Planet A)」(2022年5月29日)
2022年5月29日、ダカール市内「Canal Olympia」で、日本ポップカルチャー紹介イベント「クリエティブ産業祭(Planet A)」が開催されました。本イベントへは、マンガやアニメに関心のあるセネガル人の若者を中心に約600名(内150名はダカール市内小学校3校の生徒)が参加し、当館からも伊澤大使はじめ、館員・現地職員の家族12名が参加しました。また、同日10時から20時まで、会場内には、主催者(Futurcom Planet社)はじめ、高等マネジメント学院(ISM)日本語クラブ、日本ポップカルチャー(マンガ、テレビゲーム、オタク等)関連団体、日本食レストラン等がブース出展し、テレビゲーム、マンガ、オタク、コスプレ等の展示や、カラオケ大会、アニメ上映で賑わいました。16時半からのインフォーメーション・セッションでは、主催者挨拶、けん玉アーティストによるデモンストレーション、ISM日本語クラブによるヌンチャクデモンストレーションに続き、伊澤大使も挨拶させていただきました。本イベントの模様は、当地民間テレビ局でも放映されました。
本イベントへの参加を通じ、セネガルでも、若者から大人まで、広く一般的にマンガやアニメといった日本ポップカルチャーが浸透しており、最も身近な日本文化として受け入れら、親しまれていると感じられました。日本のマンガやアニメが多くの国で受け入れられ、親しまれている背景に、それらがエコロジー、平和と戦争、忠義と名誉、礼儀作法、正義といった、すべての人に共通の問題を取り扱っていることが挙げられます。今後とも、日本のマンガやアニメ関連イベント開催時には、より多くの日本人の方々と共に、当館も積極的に参加させていただき、セネガルでの日本文化の紹介並びに文化交流事業を盛り上げて参りたい所存です。
 
○当館では、日本関連行事に関する情報を随時募集しております。皆様ご自身が実施される日本関連行事のほか、知り合いの方のご活動等についての情報を( mailmagazine-sn@dk.mofa.go.jp )までお知らせください。毎月末までに原稿をいただければ翌月のメールマガジンに掲載することができます。当館HPやSNSへの掲載は随時行います。
 
○当館のSNSアカウントは以下のとおりです。日・セネガル関係強化のため、是非ご関心のある投稿のRTやシェア等、皆さまのご協力をお願いいたします。
TW:https://twitter.com/JapanEmbSenegal
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○参考ホームページ
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○発行:在セネガル日本大使館
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