草の根・人間の安全保障無償資金協力「トゥーバ・ボイエーヌ=チャーレン村公立小学校教室建設計画」「ジュクル市4集落ソーラーポンプ設備整備計画」署名式

令和8年2月27日
  
 

 2026年2月25日、赤松武大使は、当館において行われた草の根・人間の安全保障無償資金協力「トゥーバ・ボイエーヌ=チャーレン村公立小学校教室建設計画」および同「ジュクル市4集落ソーラーポンプ設備整備計画」に対する資金贈与契約(G/C)の署名式に出席しました。
 

「トゥーバ・ボイエーヌ=チャーレン村公立小学校教室建設計画」では、5万9,582ユーロの供与金が、コルダ州トゥーバ・ボイエーヌ=チャーレン村の公立小学校におけるコンクリート造教室6部屋の建設に充てられ、年間を通じて安全で安定した学習環境を子どもたちに提供します。これまで児童たちは、ヤシの葉と茎で作られた仮設教室での学習を余儀なくされており、毒蛇の侵入の危険にさらされていたほか、雨季には激しい浸水により、月に最大20日もの休校を余儀なくされていました。
 

 「ジュクル市4集落ソーラーポンプ設備整備計画」では、4万6,243ユーロの供与金が、ルーガ州ジュクル・ジャウリン市(コミューン)に供与され、同市内の4つの村におけるソーラーポンプの設置に充てられます。現在、現地の女性たちは手掘りの井戸から水を汲み上げ、20キログラム近い重い容器を運ぶ過酷な労働を強いられています。テラル社製ポンプをはじめとする日本の技術を取り入れたソーラーシステムの導入により、女性たちはこうした重労働から解放されます。さらに、乾季においても継続的に水が利用可能になることで、年間の農作物の収穫サイクルを3倍に増やすことが可能となり、農家の収入向上に直接的に貢献します。
 

 これらのプロジェクトは、より包摂的な社会の構築を目指す第9回アフリカ開発会議(TICAD 9)でのコミットメントを具体化するものです。同時に、都市部と農村部のインフラ格差を是正し、貧困削減を目指すセネガルの国家開発計画「Vision2050」の目標達成を後押しするものです。