メールマガジン2026年5月号

令和8年5月4日
【在セネガル日本大使館メールマガジン 2026/5/5】

◆ 目次 ◆
1 「赤松武駐セネガル日本大使挨拶」
2 「大使館からのお知らせ」
3 「寄稿文」 -日本人会会長 福田詩朗様-
4 「領事便り」
5 「大使館の活動報告」
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1 赤松武駐セネガル日本大使挨拶
 
在セネガル日本国大使館のメルマガをお読みいただいているみなさまへ
 
ダカールでは乾季も終盤に入り、日差しの強さは相変わらずですが、去年に比べると朝晩はやや過ごしやすく、少しほっとする日が続いています。日本のように四季がはっきりしているわけではありませんが、それでもこうした小さな変化に気づくたびに、そしてメルマガの原稿の時期になると、「もう一月経ったのだな」と思わされます。
 
4月も様々な行事がありましたが、その中で特に印象に残った一場面があります。
8日、公邸で行った叙勲伝達式で、長年の歩みを振り返りながら言葉を述べられる受章者の姿が、静かに心に残りました。
 
式典では、パパ・マガトゥ・ゲイ氏とアシュワック・ヨニス氏に対し、長年の日・セネガル関係への貢献を称え、叙勲を伝達しました。
 
ゲイ氏は国費留学生として日本に滞在後、日セネガル友好協会の設立や日本語教育を通じて両国の橋渡しをされてきた方であり、ヨニス氏は36年にわたり大使館の現地職員として勤務されました。
 
当日は、これまでお二人に関わってこられた方々も多く集まり、お二人それぞれの歩みを振り返る中で、お二人の長年の御貢献に改めて光が当たる機会となりました。こうした機会のたびに、日・セネガル関係というものは、制度やプロジェクトだけでなく、個々人の積み重ねによって支えられているのだということを改めて実感させられます。

 
他方で4月20日及び21日には第10回平和と安全に関するダカール国際フォーラムが3年ぶりに開催されました。テーマとしては「主権」「レジリエンス」「持続可能な発展」といった言葉が掲げられていましたが、実際にはそれらを横断する形で、サヘル情勢から経済、さらには食糧問題まで、幅広い内容にわたり、活発な議論が行われました。今回は新政権発足後初めての開催ということもあり、地域の安全保障にとどまらず、セネガル外交全体の方向性を見極めようとする参加者の関心の高さが感じられました。
 
日本はこのフォーラムの立ち上げ当初から関与し、運営面での側面支援も行っています。現地の関係者の間でもその点はよく認識されており、日本は単なる参加国というより、「場を支えている側」として見られているように感じられました。
 
日本から出席した大西洋平政務官は、日本の対アフリカ支援について、これまでのコミットメントを上回る形で着実に実施してきたことを紹介するとともに、「安全保障と開発は不可分である」との考え方を改めて示しました。現地で聞いていると、こうした点を繰り返し丁寧に説明していくことの重要性を感じさせられます。

 
滞在中には、ファイ大統領、ソンコ首相に加え、ニャン外相及びジョップ産業大臣との会談も行われ、安全保障のみならず経済分野も含め、日・セネガル関係全般にかかる議論が行われました。また、翌日には我が国のODA関連サイトを視察しました。JICAをはじめ、御案内いただいた関係者に感謝申し上げます。
 
ダカール・フォーラムなどに見られるような動きを見ていると、セネガル新政権の対外姿勢も、少しずつ形を持ち始めているように感じます。
 
安全保障の問題を経済や社会と切り離さずに捉えつつ、多様なパートナーとの関係を組み合わせていこうとする姿勢は一貫しています。その中で、日本は比較的「安心して付き合える相手」と見られているように思われますが、同時に、それだけで十分という状況でもないこともまた事実です。
 
国内に目を向けると、4月4日にはティエス市において独立記念式典が行われました。
新政権発足から約2年が経過し、制度改革や統治の在り方を巡る議論が引き続き行われており、また対外債務の管理と市場からの信認回復が大きな課題となっています。社会面では、大学のストライキはダカールでは落ち着きを見せつつあるものの、地方ではなお続いているとの見方もあり、完全に収束したとは言い難い状況です。また、憲法や選挙法の改正を巡る議論など今後の政局にも影響してくる大きな動きがあった一月でした。
 
こうした中、4月にはダカール・ウィメンズ・グループと外交団配偶者の親睦団体であるCAEDAS関連のレセプションをホストしました。3月末にLGBT関連の罰則を強化する法律が成立したところですが、不必要な対立を避けつつ、女性等の活動を支援していきたいと考えているところです。
 
4月は、国際会議のような大きな動きとともに、今回の叙勲伝達式のように、人と人とのつながりを改めて感じる機会もありました。
 
こうした大小さまざまな出来事が重なりながら、日・セネガル関係も少しずつ積み重なっていくのだと感じています。
 
それでは、また、来月お目にかかります。皆様どうぞお元気でお過ごしください。
 
在セネガル大使
 
赤松 武
 
2 大使館からのお知らせ
○2026年6月の休館日のお知らせ
6月26日(金) ※イスラム新年
※イスラム教の休日であり、変更の可能性があります。
 
3 寄稿文 -日本人会会長 福田詩朗様-
日本人会会長の福田と申します。三菱商事ダカール駐在事務所の所長として4月に赴任しまして、前任から会長職も引き継ぎました。お見知りおきのほどお願いします。セネガルの大地を踏むのは初めてであり、右も左も上も下も分からず、おまけに言葉も分からず、途方に暮れていますが、皆さんにセネガル生活の楽しみ方を教えて頂けると幸いです。
さて、日本人会ですが、現在、5月の運動会や6月の総会の準備を進めているところです。準備を進める上で会則に目を通す機会があったのですが、「ダカール補習授業校の維持運営と会員相互の親睦融和 情報交換 並びに セネガル在住する邦人及び市民との親密化を図ることを目的とする。」と定められておりました。
目的に掲げられていることはなかなか立派ですが、運営に苦労があるのも実態ではあります。セネガル在住の日本人、及び、拠点を置く日本企業は多い訳ではありませんし、人の入れ替わりも多いため、安定的な運営が難しい状況です。また、IT技術が発達し、情報の入手は容易となり、昔ほど日本人同士のつながりが重要ではない環境になっているのかもしれないと感じています。
他方で、日本人会が貢献していることは確実に存在すると思っており、目的の冒頭にある補習授業校の維持運営が挙げられます。先日、入学式に参加したのですが、学校教育のみならず、書初め、節分、運動会等、日本文化に触れるイベントにも力を入れており、生徒のセネガル生活がより豊かになる一助になっていると感じています。授業やイベントは保護者や手を挙げて下さった有志の方々の惜しみない協力で成り立っており、本当に頭が下がる思いです。
補習授業校の運営以外で目的として掲げている会員の親睦、情報交換、邦人及び市民との親密化については、今の時代において不要不急なものかもしれませんが、セネガル生活をより豊かにするものと捉えています。私自身は、職場で日本人は一人、且つ、単身赴任というころもあり、補習授業校や他会員との接点は大変貴重であり、楽しみにしています。(やや個人的な思い入れも混じっていますが)日本人会としてその目的を忘れず、一方で時代に合わせて無理なく楽しみながら運用していければといいなと思っています。
 
日本人会の目的にご賛同頂ける方、是非、一緒に活動しましょう。お待ちしております。
 
4 領事便り
〇着任の御挨拶
在留邦人の皆様
 
はじめまして。このたび在セネガル日本国大使館に着任いたしました、領事の𠮷村と申します。
セネガルは活気と魅力にあふれる国と伺っており、こちらで勤務できますことを大変光栄に存じます。これから実際に生活し、皆様と接する中で、多くを学ばせていただければと考えております。
今後、在留邦人の皆様が当地で安心して生活・活動できますよう、微力ながら努めてまいります。また、各種行事や機会を通じて、皆様と直接お目にかかれることを楽しみにしております。
何かお気づきの点やお困りのこと等がございましたら、どうぞ御気軽にお知らせください。
まずは略儀ながら、本メールマガジンにて着任の御挨拶とさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
在セネガル日本国大使館
領事 𠮷村
 
◎犯罪被害への注意喚起について
タバスキ前の期間は、例年ひったくり、侵入窃盗、置き引き等の窃盗事件が増加する傾向にあります。邦人は常にターゲットとなっていることを念頭に、以下について再確認をお願いいたします。
 
(1)ひったくり
・可能限り夜間は一人で出歩かない(特にプラトー等の繁華街)
・二人乗りのバイクについては、常に警戒する
・スマホを手にしたまま出歩かない、歩道等で立ち止まってスマホ(地図)を参照する際には周囲を警戒する
・無理に取り返そうとしない
・ATM等の出入りも要注意
(2)侵入窃盗
・各居室の施錠の確認(犯人は施錠の不具合を把握している可能性が高い)
・鍵のみならず、抑止力向上のため、警報アラーム、防犯カメラ等の設置検討
(3)置き引き
・所持品から目を離さない
 
5 大使館の活動報告
○パパ・マガトゥ・ゲイ氏及びアシュワック・ヨニス氏に対する叙勲伝達式https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01928.html
 
○大西外務大臣政務官のセネガル訪問(結果)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/pressit_000001_03651.html
 
  
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○発行:在セネガル日本大使館
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