メールマガジン2026年7月号

令和8年7月3日
【在セネガル日本大使館メールマガジン 2026/7/3】

◆ 目次 ◆
1 「八田善明在セネガル大使館参事官挨拶」
2 「大使館からのお知らせ」
3 「寄稿文」
4 「領事便り」
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1 八田善明在セネガル大使館参事官挨拶
在セネガル日本国大使館のメルマガをお読みいただいているみなさまへ
 
 前回予告がありましたとおり、6月は赤松大使が不在のため、同期間中臨時代理大使として代行期間中のできごとにつきまして、当方から御紹介させていただきます。
 
 6月は、5月に引き続き、セネガル情勢的に変化の月となりました。
 前回御紹介のとおり、政治実施体制としては、ロー新内閣が発足しましたが、それから少し時間が経ち、輪郭が見えてきました。逆に輪郭とだけ申しますのは、大臣や省庁名が一部変わっていますが、その中での継続性の維持されている部分(大きくは、国家開発方針である「セネガル2050」等)と、各省でのそうした優先順位や体制・人事等、微修正がされている過程にあり、微妙に政治的要素が絡み、完全に落ち着くまでには今しばらくかかる状況にあるだろうという意味です。
 一方で、ファイ大統領派とソンコ新国民議会議長派(PASTEF党の党首続投が決まりました)との間では、引き続き鍔迫り合いが繰り広げられています。これは、政治的な対立要素として今後しばらくの間はこれが続くことになろうかと思われますが、国の財政も含めて多くの課題が待ったなしでもあり、そうした中、陣営を応援することのエネルギーと国の将来のために力を合わせることのバランスは頭で考えるほど簡単ではなさそうです。
 
 そうした中、懸案である国際通貨基金(IMF)の融資再開に向けたテクニカルミッションが来訪し、前回のミッション派遣時とは大幅にその方針や体制の変わったセネガル側チームとの協議を友好的にこなしたと聞いています。そのままでは深刻な状況に陥る可能性のあるセネガル国家財政との関係で、久しぶりにポジティブと言えるニュースでした。まだ超えるべき山はありますが、少し、難度は「丘」に近づいたと言えるかも知れません。
 
 6月は、学校で言えば学年末、そして夏期休暇の時期、既に三々五々お休みに入られた方も多いことと存じます。
 大使館の6月の一か月は、大きなイベントはないものの、大きな意味での各種関係強化の月間でした。この時期は一年を通じた中で比較的当地外交団の行事(国祭日(ナショナル・デー))が多めの時期です(あとは秋頃)。今回は、日本を代表させていただき、イタリア、ポルトガル、カナダ、アメリカ合衆国建国250周年(少し前倒しで実施)、英国の催しに参加し、それぞれに祝意を表明してきました。
 なお、英国の催しでは、本年のユース・オリンピック(JOJ)にちなんだテーマ設定がされていて、セネガル相撲の著名なチャンピオンレベルの選手団がデモ試合を披露する特設会場が設置されていました。そこに丁度参加されていたソンゴティン選手(唯一の日本人セネガル相撲選手魚住さん)を激励する機会にも恵まれました。英国の催しにも関わらず、日本も一緒にアピールしていただけた、少し得した気分の夜でした。
 
 このほか、ベルギー企業のBIAのダカール事務所設立20周年記念式典に、ベルギー大使、KOMATSUの代表の方と共に参加したことが印象に残りましたので、御紹介いたします。ちなみに、BIAは何かの略語かと思っていましたら、経営者のBIAさんの御名前でした。今は若手の颯爽とした4代目社長の時代だそうです。御承知の方も多いと思われますが、BIAはアフリカにおける大型建設機械のディーラーとして不動の地位を築いてきた家族経営の会社ですが、日本との関係ではコマツの代理店として長く活発な関係を構築されて、アフリカにおけるコマツの地位を一緒に築き上げてきているという側面があります。同サービス管轄内の自社内で事故を起こしたことがない、というマネージメント力、そして保守部品等のストック体制やメンテナンス体制等のバックアップの管理等、現社長からも社員一人一人を大事に信じて頑張って根を張っている様子が伺え、とても頼もしく感じられた20周年記念式典でした。
 我々が誇る、日本の高いレベルの「製品」、それも重要な「ツール」を、いつでも安心して「使う」ためにバックアップ体制も提供する、ということが大変解りやすい、極めて重要な機能が生きているということ、これがこれからの日本の進出においても引き続き、そしてますます「重要」な要素だと改めて思った次第です。と思いながら、頭に浮かんだのは和包丁と砥石の関係でした。
 
 このほか、日本の企業の今後の展開や、ODA関連での来訪の方との意見交換等を実施し、また、報道関係者とも緊密に意見交換をしながら、セネガルの直面している課題や、今後のチャレンジについてじっくり考える良い1か月になったと思います。
 
 来8月は、赤松大使にバトンを戻しますので、お楽しみにお待ちください。
 
 末筆になりますが、季節の変わり目、ダカール郊外は本格的な灼熱と思われますが、皆様におかれましてはくれぐれも御健康に気をつけられての御活躍のほどお祈り申し上げます。
ありがとうございました。
 
2 大使館からのお知らせ
○2026年7月および8月の休館日のお知らせ
7月20日(月) 海の日
8月3日(月) ※マガル
8月26日(水) ※モハメッド誕生日
※イスラム教の休日であり、変更の可能性があります。
 
3 寄稿文 各州の暮らし紹介:サンルイ州の暮らし
【今月号より、セネガルの各州で活動する邦人の方々に、それぞれの暮らしについて御紹介いただきます。第一回は、日本工営株式会社より御寄稿いただきました。】
 
-日本工営株式会社 牧野哲也様、窪田新太郎様-
この度はメールマガジンへの寄稿の機会をいただき、誠にありがとうございます。
本稿は、セネガル川流域灌漑稲作事業に従事する牧野および窪田が執筆いたしました。本事業には、所長の田村を含め3名が長期滞在者として活動しており、3名とも日本工営株式会社流域水管理事業本部地域整備部に所属しております。
 
本事業はJICA円借款事業として、セネガル川流域における灌漑地区のコメの生産性向上を目的として、灌漑排水施設の改修、農業機械の調達、営農支援などを実施するものです。対象地域はサンルイ州であり、サンルイ、ダガナ、ポドールの3か所に事務所と宿舎を構え、事業を進めています。
 
本稿では、サンルイ州での生活の様子を少しでもお伝えできれば幸いです。
私たちは主にダガナを拠点とし、週に2~3日ポドールを訪れながら業務に従事し、2、3週間に1回程度サンルイへ食料の買い出しに行くというサイクルで生活をしております。
 
ダガナ、ポドール事務所の周囲に飲食店はなく、昼食は現地スタッフとともに一つの大皿を囲み、皆で分け合って食事をとるスタイルが一般的です。このような食事の時間は、コミュニケーションを深める貴重な機会となっています。また、ダガナの宿舎の近くには小さな村があり、タバスキの際には住民の方々に招待していただき、食事を共にするなど、温かい交流の機会にも恵まれました。
 

(現地スタッフとの食事の様子)
 
地域ごとの文化の違いも、大きな特徴の一つです。特にポドールでは、ウォロフ語に加えて、プル語を話す人々も多く、言語の違いから異なる文化的背景を感じることができます。さらに、ポドールの市街地はセネガル川沿いに位置し、対岸にはモーリタニアを望むことができるなど、国境地域ならではの風景も印象的です。


(Podorの対岸に見えるモーリタニア)
 
一方、生活面では気候の厳しさも大きな特徴です。暑さはポドールに近づくほど一層厳しくなり、気温が45度に達することもあります。また、停電、断水の頻度も多いため、飲料水や生活用水のストックは欠かせません。
 
また、サンルイのおすすめスポットのレストラン「SIKI」を紹介させていただきます。こちらは来客があった際などによく利用しており、なかでもイカ墨のリゾットはぜひ一度お試しいただきたい一品です。
 
こうした現地での活動を通じて、本事業が地域の生活を支える重要な役割を担っていることを実感しています。対象地域では、稲作を中心とした農業が人々の生活の基盤となっており、また灌漑用水路は、村人の洗濯場、家畜の水飲み場、子ども遊び場として多面的に利用されています。私たちの事業も、こうした地域の暮らしを支える重要な役割を担っており、その意義を実感しながら日々業務に取り組んでいます。
今後も現地において業務を着実に推進し、本事業を通じて地域の発展に貢献してまいります。
 

(Podor事務所付近の稲作の様子)
 
4 領事便り
〇旅券・査証手数料の改定について
既に領事メール等でお知らせしているとおり、7月1日に改正旅券法が施行され、旅券手数料が改定されました。
改正後の旅券手数料については、以下のページをご参照ください。
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00901.html
同様に査証手数料についても改正されておりますので、以下のページを参照ください。
https://www.sn.emb-japan.go.jp/files/100903407.pdf
 
〇システムメンテナンスによる一部オンライン申請停止について
システムメンテナンスにより、以下の期間はORRネット上でパスポートのオンライン申請が御利用いただけません。
御不便をおかけしますが、以下の停止期間を除いて申請手続きをお願いいたします。
 
【オンライン申請停止期間】 ※ すべてセネガル時刻
7月3日(金曜日)9時00分~7月5日(日曜日)13時00分(54時間)
7月17日(金曜日)19時00分~7月19日(日曜日)13時00分(44時間)
(注)メンテナンス作業の進捗によっては、メンテナンス終了時間が変更となる可能性があります。
  
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