メールマガジン2026年10月号

令和8年10月5日
【在セネガル日本大使館メールマガジン 2026/10/5】

◆ 目次 ◆
1 「赤松武在セネガル日本大使挨拶」
2 「大使館からのお知らせ」
3 「寄稿文」
4 「領事便り」
5 「安全情報」
6 「大使館の活動報告」
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1 赤松武在セネガル日本大使挨拶
 
在セネガル日本国大使館のメルマガをお読みいただいているみなさまへ
 
10月を迎えました。長かった雨季もそろそろ終わりが見え始め、ダカールにも少しずつ季節の変化が感じられるようになってきました。
 
日本では4月が「新学期」ですが、長い夏休みを終えて人々が戻ってくるこちらでは、この時期の方が、むしろ新しい一年が始まるような雰囲気があります。
 
大使館も、この夏の間に医務官をはじめ複数の館員が交代しました。新しいメンバーを迎え、私たち自身も気持ちを新たに「新学期」をスタートさせています。

夏休み明けには、セネガルで活動する日本企業の皆さんとJICAの方々に大使館に集まっていただき、久しぶりにゆっくり意見交換をしました。当地で活動する中で何を感じ、どこに可能性を見いだし、何を課題と考えているのか。今後セネガル政府や経済関係者と協議していく上でも、大変参考になる意見を伺うことができました。
 
9月には、日本のポップカルチャーを紹介する「マツリ・ダカール」も開催され、大使館も書道、折り紙、浴衣などを通じて日本文化を紹介しました。会場では、アニメや漫画、音楽を楽しむセネガルの若い皆さんの熱気に改めて驚かされました。
 
日本に関心を持つ若い世代が着実に広がっていることは、とても心強く感じます。もっとも、紹介されるアニメや漫画は当然ながらその世代に合ったもの。昭和生まれの私としては、少々考えさせられるところもありました。当地では雪は降りませんが、昭和も遠くなったものです。
 
具体的な日・セネガル協力も進んでいます。新たに就任したイドリサ・サンブ雇用・職業訓練・技術教育大臣ともお会いし、人材育成や職業訓練分野での協力について話し合いました。中でも、ジャムナジョ新都心に建設予定のセネガル・日本職業訓練センター(CFPT)新分校は、東京での入札も行われ、2028年10月の開校を目指して着実に前進しています。

 
また、ギラシー国民教育大臣とも懇談し、日本が長年支援してきた学校教育分野での協力について意見交換しました。学校建設に加え、教材整備、教員研修、学校運営の改善など、日本の協力は教育の質と現場の力を高める取組へと広がっています。教育はセネガルの将来を支える土台であり、職業訓練とあわせ、引き続き日・セネガル協力の重要な柱としていきたいと考えています。

 
セネガル経済をめぐっても大きな動きがありました。9月初め、セネガル政府とIMFは、新たな3年間の支援プログラムについてスタッフレベルで合意しました。長く続いてきた交渉が重要な節目を迎えたことになります。今後、必要な手続や条件を経てIMF理事会の最終承認に至ることが期待されており、大使館としても引き続き注意深く見ていきたいと思います。
 
ニューヨークでは国連総会が開かれましたが、ここダカールでも、ジャムナジョの新しい「UN House」への移転に向け、各国際機関が準備を進めています。厳しい財政事情の中、一部機関では活動縮小や人員の異動も見られることから、先月末には当地の国際機関に勤務する日本人職員の皆さんに集まっていただき、勉強会を開きました。こうした横のつながりも、これから大切にしていきたいと思います。
 
そして、いよいよ10月31日には、ダカール・ユースオリンピックが開幕します。聖火もダカールに到着し、街のあちこちで準備が急ピッチで進んでいます。私もセネガル・オリンピック委員会の関係者と、日本からの協力や大会準備について改めて話をする機会がありました。
 
アフリカ大陸で初めて開催されるオリンピック関連大会です。世界各地から若い選手たちが集まり、11月13日までの2週間、ダカール、ジャムナジョ、サリーを舞台に競技が行われます。
 
もちろん、日本からも選手団がやってきます。今回のメルマガでは、日本選手団団長からも御挨拶を寄せていただきました。日本の若い選手たちがこのセネガルの地で思い切り力を発揮してくれることを、私自身も楽しみにしています。
 
それでは、また来月お目にかかります。
 
在セネガル日本国特命全権大使
赤松 武
 
2 大使館からのお知らせ
○2026年10月および11月の休館日のお知らせ
10月12日(月) スポーツの日
11月23日(月) 勤労感謝の日
 
〇外交専門誌『外交』の御案内
外務省が隔月(奇数月)で発行している外交専門誌『外交』は、『外交』編集委員会が幅広い視点から、日本を取り巻く国際情勢の現状、外交に関する各界各層の様々な議論を広く紹介する、国内唯一の外交専門誌です。9月末にVol.99が発行されました。
Vol.99リンク:https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/gaikou/vol99.html(論考の一部を公開しています)
 
3 寄稿文 
【今月は10月31日に開幕するダカール・ユースオリンピックに向けて、チームジャパン団長の小口様に御寄稿いただきました。】
-小口貴久 第4回ユースオリンピック競技大会TEAM JAPAN団長-
第4回ユースオリンピック競技大会(2026/ダカール)に向けて
 
 今回、第4回ユースオリンピック競技大会(2026/ダカール)<以下、Dakar2026>にてTEAM JAPANの団長を務めます、小口貴久です。
 
 私はリュージュ競技のアスリートとして、2002年ソルトレークシティ、2006年トリノ、2010年バンクーバーの3回の冬季オリンピック競技大会に出場いたしました。オリンピックという大舞台で得た経験や、世界各国・地域のアスリートとの交流は、今でも私の人生においてかけがえのない財産です。今回はその経験を活かし、TEAM JAPANの団長として、アスリートたちが思う存分または思いっきり競技に挑戦できる環境をつくるとともに、Dakar 2026でしか得られない経験を一つでも多く持ち帰ることができるよう、チーム一丸となってサポートしていきたいと思います。
 
 さて、2026年10月31日から11月13日まで、セネガル共和国・ダカールを中心に「第4回ユースオリンピック競技大会」が開催されます。ユースオリンピック競技大会(YOG)は、若いアスリートたちが世界各国・地域から集い、競技だけではなく、文化・教育プログラムなどを通じてオリンピックの意義を学び、友情や相互の尊重を育むことを目的としたIOC(国際オリンピック委員会)主催の国際総合競技大会です。
 
 Dakar 2026は、アフリカ大陸で初めて開催されるIOC主催の国際総合競技大会であり、オリンピック・ムーブメントにとっても歴史的な大会となります。そして、YOGには年齢にも出場資格(Dakar2026は閉会式時点で17歳以下)の制限があるため、今大会は、アスリートにとって一生に一度しか出場することのできない、特別な舞台となることと思います。
 
 日本からは、17競技46名のアスリートがTEAM JAPANとして出場予定です。競技での活躍はもちろん、国籍や文化を越えた交流を通じて新たな価値観の発見や友情を育み、人としても大きく成長してくれることを期待しています。
 
 Dakar2026は、セネガルにお住まいの皆さまにとって、日本のアスリートたちの挑戦を身近に感じていただける貴重な機会です。「テランガ(おもてなし)」の精神が息づくこの素晴らしい国で、アスリートが挑み、互いに讃え合い、努力する喜びを共に分かち合いましょう。皆さまもTEAM JAPANの一員として、「ともに、その一歩を踏み出す選手達」に」、温かい声援を送っていただければ幸いです。
 
 日本とセネガル、そして世界の若者たちをスポーツがつなぐDakar 2026。セネガルの地で、皆さまとともにこの歴史的な大会を盛り上げられることを楽しみにしています。
 GO! TEAM JAPAN!  ALLEZ, L'ÉQUIPE DU JAPON !

第4回ユースオリンピック競技大会(2026/ダカール)
TEAM JAPAN団長
※Dakar2026のTEAM JAPANは、JOCウェブサイトにてご確認ください。
https://www.joc.or.jp/games/youth_olympic/2026/ 

4 領事便り
●消費税免税制度について(リファンド方式への移行のお知らせ)
 令和8年11月1日より、消費税免税制度がリファンド方式に移行します。
 リファンド方式に移行後、日本国籍を有する非居住者が国外に2年以上居住することを証明する書類として、国外転出者向け個人番号カード(マイナンバーカード)が追加されます。
 日本国籍を有する非居住者(日本への一時帰国者)が、国外に2年以上居住することを証明する書類への本籍(地番含む)の記載が不要になります。
 国外に引き続き2年以上居住しているかどうかの判定は、国外転出予定日(国外定住日)※から最終入国日(旅券に記載された「上陸年月日」(帰国年月日))までの期間で行われます。
※「国外転出予定日(国外定住日)」とは、具体的にはマイナンバーカードの「国外転出予定日」、在留証明の「この場所に住所を定めた日(現住所の証明と同時に過去の住所証明を行う形式2の場合は過去の住所を含む)」及び戸籍の附票の写しの「海外に住所を定めた日」「出国予定日」等を指します。
 詳細については、今後領事メールでお知らせいたしますのでそちらを御確認ください。
 
●ダカール・ユースオリンピック開催に伴う注意喚起
 いよいよ今月10月31日からダカール・ユースオリンピックが開幕します。
 大会期間中は、国内外から多数の選手・関係者・観客等が訪れることから、市内各所において交通規制や通行止め、交通渋滞等が発生する可能性があります。
 在留邦人の皆様におかれましては、外出の際には時間に余裕を持つとともに、事前に目的地周辺の交通状況や規制情報を御確認ください。
 また、大規模イベントの開催に伴い、人の多く集まる場所ではスリ、ひったくり、置き引き等の街頭犯罪にも十分御注意ください。
 貴重品は目立たないよう身につけ、スマートフォンや旅券等の管理を徹底するとともに、夜間の外出についても周囲の状況に十分注意し、安全を第一に行動してください。
 大会期間中は、オリンピック組織委員会の公式サイトや当館から発出する領事メール等を通じて最新の安全情報を確認するようお願いいたします。
 
5 安全情報
●セネガル国内におけるジフテリアの流行について
現在、セネガル国内においてジフテリアの流行が報告されています。現在の感染の中心は南東部(ケドゥグ州など)ですが、ダカールやティエスなどの都市部を含む多くの地域へ広がりを見せており、注意が必要です。
ジフテリアはジフテリア菌の出す強い毒素によって、主にのどや鼻が侵される重大な感染症です。万が一感染して重症化すると、のどが腫れて窒息を起こすほか、心不全(心筋炎)や神経の麻痺を引き起こし、命に関わることがあります。
在留邦人の皆様におかれましては、以下の点に御注意いただき、感染予防に努めてください。
 
(1) 感染経路と予防策
・飛沫・接触感染:感染者のせきやくしゃみのしぶき(飛沫)を吸い込んだり、分泌物(だ液や鼻水など)に触れたりすることで感染します。
・対策:こまめな手洗いや手指消毒を徹底し、体調不良者との濃厚な接触を避けてください。
(2)ワクチン接種
日本では定期接種のおかげで発生は見られません。しかし、予防接種(日本では四種混合もしくは五種混合)から10年以上経っている大人や、追加接種を終えていないお子様は感染のリスクがあります。
・お子様:四種混合もしくは五種混合など、規定の予防接種(追加接種含む)がすべて完了しているか、母子手帳で御確認ください。
・大人の方:過去に接種していても、時間の経過とともに免疫が低下している場合があります。最終接種から10年以上経過している場合は、追加接種(2種混合ワクチンDT、成人用3種混合ワクチンTdapなど)を御検討ください。
(3)体調不良時の対応
初期症状は、発熱、激しいのどの痛み、首の腫れなどから始まります。もしこれらの症状が出た場合は、速やかに最寄りの医療機関を受診してください。
 
6 大使館の活動報告
○「教育セクターのための開発政策借款」プロジェクトにかかる最終技術調整委員会
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01989.html
 
〇日本のポップカルチャー紹介イベント「第7回マツリ・ダカール」への参加(2026年9月19日)
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01991.html

〇第39回俳句コンクール作品募集開始
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01993.html

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