大使からのお便り(第6回)

平成31年3月5日
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皆様,如何お過ごしでしょうか。

 当地ダカールは土埃がたくさん舞う季節になっています。
 景色が茶色っぽく染まっています。

 最近,東京でいろいろな方とお会いする機会を得ました。

 昨年11月に「平和と安定のためのダカール・フォーラム」に出席した佐藤正久外務副大臣と,今後の平和分野での日本の貢献について意見交換をいたしました。
 また,本年1月に「アフリカ新興国会議」(於ダカール)に出席すると共に,ガンビアを訪問した山田賢司外務大臣政務官とも意見交換を行いました。

 科学技術振興機構の濱口理事長とは,昨年12月の「日本アフリカ科学技術イノベーション協力ワークショップ」(於ダカール)のお話をしました。
 濱口理事長から,自ら参加したワークショップの評価や初めて訪問したアフリカの印象を聞きました。
 今年のTICAD7と時期を合わせて,日本アフリカ科学技術大臣会合が開催されますので,今後ともアフリカとの共同作業が続きそうです。
 日本とセネガルの協力は,二国間の枠にとどまらず,アフリカ全体に広がりを見せています。

 日本セネガル友好議連会長である奥野衆議院議員には最近のセネガル情勢を説明しました。加えて在京セネガル大使とも会いました。
 今年はG20, TICAD7などの機会にセネガル要人の訪日が見込まれます。来年は,日本セネガル60周年記念の年です。
 今後とも二国間関係強化のために協力していくことで一致しました。

 さらに嬉しいことに,セネガル相撲の上昇株であるボイニャン力士が訪日しました。セネガル相撲の大きな試合を控え,日本でトレーニングをするためです。
 両国のちゃんこ屋さんで食事を一緒にして,トレーニングの成功と試合での勝利を祈願しました。
 日本の相撲とセネガルの相撲には,伝統があり,種々の儀式があるなど,共通点も多くあります。
 今後,相撲の交流が深まれば願ってもないことと思います。

 引き続き宜しく願い申し上げます。