大使からのお便り(第12回)

令和元年11月12日
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ダカールの日本大使館は,セネガルに加えて,近隣の三か国 (ガンビア,ギニアビサウ,カーボベルデ) を兼轄しています。このため,3つの国に定期的に出張もしています。最近では,それぞれの国について,こんな動きがありました。

カーボベルデに行って,即位の礼のために日本に行く直前であった大統領に挨拶をしました。 約20年ぶりの訪日ということで,大変楽しみにされていました。加えて,食糧援助を実施するための署名をしました,雨が極端に少ない国なので,食糧生産が不足しがちです。

ガンビアでも,大統領に挨拶を行いました。日本からの各種の支援について御礼の言葉をいただきました。ここでも,食糧援助を実施するための署名を行いました。供与したお米は現地で安価で売りに出され,食糧の安定供給に役立ちます。売上金は積み立てて,他の社会経済プロジェクトに使います。ガンビアでは,最近,この資金を使って農業機材を全国の農民に供与することになりました。食糧不足に対して,食糧供給という緊急措置と,農業生産の増加のための措置を組み合わせています。農業機材の供与式にも出席しました。

ギニアビサウは,もうすぐ大統領選挙が行われます。近く選挙実施のための資金援助を行う署名を行います。国の民主的発展のために,国際社会がいろいろな支援を行なっています。日本も同様です。これから年末にかけて大統領選挙が無事に完了して,平和と安定のうちに国が発展していくことを内外の人が望んでいます。

これからも,それぞれの国の特徴と需要を踏まえて協力関係を進めていきます。