UNWOMENを通じた「セネガルの国境地域の安全と管理のための女性・若者リーダーシップ強化」プロジェクトによる「文化的平和小屋」の設立式典(2021年5月20日)

令和3年5月20日
5月20日、日本政府がUNWOMENを通じてカザマンス地方等で実施中の「セネガルの国境地域の安全と管理のための女性・若者リーダーシップ強化」プロジェクトによる「文化的平和小屋」の設立式典が行われ、新井辰夫駐セネガル大使によるビデオ・メッセージが放映されました。

このプロジェクトは、女性や若者、政府機関関係者の平和、人間の安全保障と過激主義予防に関する管理能力を強化することで、国境周辺地域の平和と安全に貢献するものであり、今般設立された「文化的平和小屋」は、セネガル・ガンビア間の国境周辺住民の対話と連携の促進を目的としています。

「平和と安定」はTICADの3本柱の1つであり、日本政府は、2019年のTICAD7において、「アフリカの平和と安定のための新しいアプローチ(NAPSA)」を提唱しました。国境周辺住民の参画を通じた平和と安全を実現するこのプロジェクトは、まさに、NAPSAが掲げる「紛争解決におけるアフリカのオーナーシップ」と「アフリカの平和と安定を阻害する根本原因へのアプローチ」を具体化する取組であり、セネガル及びガンビアにおける平和と安定に貢献することが期待されます。