メールマガジン6月号

令和4年6月29日
   みなさん、今日は。大使の伊澤です。

 このたび初めて皆様にメールマガジンを送らせて頂きました。まだ試行錯誤ですが、本使としては、毎月1回このようなメールマガジンを皆様にお届けしようと考えています。

 今回は第一回目のメルマガなので、このような取り組みを始めた理由を簡単に説明させて頂きます。
 
 2月にセネガルに着任して既に3か月以上が過ぎました。自分にとっては最初の大使職ということもあり最初は緊張していましたが、着任以来、多くの方々のご支援を頂き、なんとかスムーズに業務を立ち上げることができました。
 
 大使館の活動に関して赴任直後から取り組んでいるのが「発信」の強化です。
大使館は任国で日本政府を代表しますが、大使館がその役割を十分に果たすためには、現地で暮らしている邦人の方々のご理解とご協力が重要だと考えています。大使館の業務について邦人の方々のご理解とご協力を頂くためには、まず、大使館とそしてそこで働く外交官達がどのような仕事をしているのかを皆様に知って頂くことが必要です。ところが、大使館の仕事と言ってもかなり多岐にわたるため、なかなか皆様に大使館の業務の全体を理解して頂くことができません。
 
 そこで皆様に大使館の活動について具体的イメージをつかんで頂くための一助として大使館の「発信」を強化することとしました。具体的には、
(1)大使館のホームページ(HP)を拡充し、また従来までのツイッター(TW)に加えてフェイスブック(FB)も立ち上げて、こうしたSNS上に大使館の活動に関わる情報を積極的に掲載することとしました。本使がお会いした方や参加した行事、また館員が参加した重要な行事等、掲載に支障が無い範囲で幅広く活動の模様を発信させて頂いています。大使館のSNSを参照頂ければ、私がお会いしている方々や大使館が関係する行事、さらには日セネガル関係で進んでいる重要な案件について皆様の理解を深めて頂くことができるのではないかと思います。
 
(2)現在、「発信」の強化の試みは第二段階に入っています。今は、SNS上において、大使館業務の発信に加えて、セネガル人に対する日本文化の紹介や日本人に対するセネガルの社会や文化を紹介する情報をも掲載するように努めています。こうした双方向の発信は、両国間の相互理解の増進のために資すると考えています。
 SNSでは大使館が日々取り組んでいる業務を継続的に発信していくため情報が過多になりがちですが、今回から始めるメルマガはこうしたSNSの発信を補完するものとして、その時々の大使館の取り組みや邦人の皆様に関係する事項について特に皆様にお伝えしたいことを中心にとりまとめることとしています。更に、このメルマガの特徴の一つとして、セネガル在住の長い方々を中心に、毎月一人の方に、セネガル生活経験談を手記として寄稿して頂きます。今回はダカール補習授業校の安藤校長に寄稿をお願いしました。
 
(3)第三段階として、7月頃までを目処に、大使館のHPを整理して、こうしたSNS等で発信した情報を皆様にわかりやすい形でHPにデータとして保存していくこととします。
加えて、セネガル・ネットワークを強化していくことを目的に、この大使館のSNS上で、日セネガル関係に携わる皆様の活動を広く広報させて頂くことをお願いしようと考えています。本使は赴任する前にセネガルとの関係に携わる方々にお会いしましたが、皆様がセネガルに関して一生懸命取り組んでいることに感銘を受けました。そこでこうした皆様の活動を広く広報させて頂くことにより、将来的には大使館のSNSを日セネガル関係の情報発信の拠点としていきたいと考えていきます。
 
 以上、このメルマガを立ち上げた趣旨を説明しました。ご理解頂けるかと思いますが、このメルマガはセネガル在住の邦人の皆様に限られず、例えばセネガル人の国費留学生のOBの方々やかつてセネガルで活動をされたJOCVのOBの皆様等にもお届けしようと考えていきます。そのようにすることで将来セネガルを巡る大きな人のつながり、動きを作っていければと考えています。