メールマガジン11月号
令和4年11月2日
11月初めでも日本では真夏のような、湿気が多く暑い日が続きますが皆様如何お過ごしでしょうか。
他方で最近海に入ると、7月、8月に比べて明らかに海水温が下がってきていて、また、海の色も透明なエメラルドブルーが見られなくなり、夏の終わり、秋の到来?を感じます。海で季節の変化を感じるのもセネガルならではであり、興味深いと思いました。
本使は10月中旬に休暇からセネガルに戻りましたが、戻って間もなく、10月24日、25日にダカール・フォーラムが開催され、日本からは山田外務副大臣が出席されました。
ダカール・フォーラムは、西アフリカを中心にアフリカ地域の安全保障を議論するフォーラムです。2013年からセネガルが開催しており、日本とフランスが同フォーラムの主要なパートナー国となっています。アフリカでは安全保障を議論する国際的な機会は珍しく、イスラム過激派の攻勢に直面する西アフリカ情勢やウクライナ情勢等、世界の平和と安定に影響を及ぼしている国際社会が直面する様々な問題について活発な議論が行われました。
山田外務副大臣はフォーラム冒頭の開会式及びハイレベルパネルにおいてスピーチをされ、8月末に開催されたTICAD8の成果やTICADの中で日本が取り組んでいるアフリカの平和と安定に向けた新たなアプローチ(NAPSA)を通じた日本のアフリカにおける安全保障分野での取組み、更にはウクライナ問題や国連安保理改革等について力強く日本の立場を訴えられました。外務副大臣は英語圏で暮らした経験もあり、英語が堪能です。このように国際経験の豊かな政治家がセネガルまで出張されて日本の立場を堂々と主張して頂いたことは、任国の大使として大変うれしく、勇気づけられました。
副大臣は、フォーラム出席の合間に、サル大統領、タル外務・在外自国民大臣、カバ国防大臣他セネガル政府の要人と会談され、日セネガル関係の強化のために大きく貢献されました。また、セネガル日本職業訓練センター(CFPT)やパストゥール研究の新しい施設の視察をされた他、JICAより派遣されて当地で活躍する日本人の専門家や当地の邦人企業の代表の方々との意見交換をする等、大変充実した日程をこなされました。本使としては、せっかくの日本からのハイレベルの要人訪問であったので、色々なところを見て頂き、多くの方々に会って頂こうと、極めてタイトな日程を組んでしまいました。時差があってお疲れにも関わらず、こうしたタイトな日程でも喜んで応じて頂いた副大臣に大変感謝しています。同時に、副大臣との懇談に参加して頂き、有意義な交換をして頂いたJICAの皆様、専門家の皆様、邦人の企業の皆様に心よりお礼を申し上げます。
続いて、先週末には、日本からパリ・ダカール・ラリーで有名な篠塚建次郎様がセネガルに来られました。篠塚氏は古屋元セネガル大使夫人が主催する「手を洗おう会」とともにダカールの小学校に石鹸や書籍を寄贈するイベントを行いました。
ダカールは発展しつつあるとはいえ、子供達の教育環境は日本に比べれば大きく遅れています。篠塚氏や古屋夫人達の活動は子供達に大きな励みを与えていると思います。ダカールにおける篠塚氏の人気はすごくて、篠塚氏は「篠塚学校」の子供や父兄達からもみくちゃにされていましたが、終始笑顔で楽しんでおられたのが印象的でした。篠塚氏は、来年3月に西アフリカで行われるエコレースへ参加されるそうです。往時のパリ・ダカール・ラリーと同様、笑顔でダカールでゴールされることを期待しています。
このメルマガを継続してお読みになっている方はお分かりだと思いますが、今回の和心の原田さんの寄稿等、これまで当地の活躍される邦人の方々を中心に寄稿をお願いしてきました。今回、和心の原田さんにも大変興味深い話しを寄稿して頂きました。ここで趣向を少し変えて、次回のメルマガからは暫くの間、日本で活躍するセネガル人や西アフリカの方々に寄稿して頂きます。日本にいるアフリカの方々から、セネガルそして西アフリカと日本との関係がどのように見えるのか寄稿して頂きます。期待してください。
他方で最近海に入ると、7月、8月に比べて明らかに海水温が下がってきていて、また、海の色も透明なエメラルドブルーが見られなくなり、夏の終わり、秋の到来?を感じます。海で季節の変化を感じるのもセネガルならではであり、興味深いと思いました。
本使は10月中旬に休暇からセネガルに戻りましたが、戻って間もなく、10月24日、25日にダカール・フォーラムが開催され、日本からは山田外務副大臣が出席されました。
ダカール・フォーラムは、西アフリカを中心にアフリカ地域の安全保障を議論するフォーラムです。2013年からセネガルが開催しており、日本とフランスが同フォーラムの主要なパートナー国となっています。アフリカでは安全保障を議論する国際的な機会は珍しく、イスラム過激派の攻勢に直面する西アフリカ情勢やウクライナ情勢等、世界の平和と安定に影響を及ぼしている国際社会が直面する様々な問題について活発な議論が行われました。
山田外務副大臣はフォーラム冒頭の開会式及びハイレベルパネルにおいてスピーチをされ、8月末に開催されたTICAD8の成果やTICADの中で日本が取り組んでいるアフリカの平和と安定に向けた新たなアプローチ(NAPSA)を通じた日本のアフリカにおける安全保障分野での取組み、更にはウクライナ問題や国連安保理改革等について力強く日本の立場を訴えられました。外務副大臣は英語圏で暮らした経験もあり、英語が堪能です。このように国際経験の豊かな政治家がセネガルまで出張されて日本の立場を堂々と主張して頂いたことは、任国の大使として大変うれしく、勇気づけられました。
副大臣は、フォーラム出席の合間に、サル大統領、タル外務・在外自国民大臣、カバ国防大臣他セネガル政府の要人と会談され、日セネガル関係の強化のために大きく貢献されました。また、セネガル日本職業訓練センター(CFPT)やパストゥール研究の新しい施設の視察をされた他、JICAより派遣されて当地で活躍する日本人の専門家や当地の邦人企業の代表の方々との意見交換をする等、大変充実した日程をこなされました。本使としては、せっかくの日本からのハイレベルの要人訪問であったので、色々なところを見て頂き、多くの方々に会って頂こうと、極めてタイトな日程を組んでしまいました。時差があってお疲れにも関わらず、こうしたタイトな日程でも喜んで応じて頂いた副大臣に大変感謝しています。同時に、副大臣との懇談に参加して頂き、有意義な交換をして頂いたJICAの皆様、専門家の皆様、邦人の企業の皆様に心よりお礼を申し上げます。
続いて、先週末には、日本からパリ・ダカール・ラリーで有名な篠塚建次郎様がセネガルに来られました。篠塚氏は古屋元セネガル大使夫人が主催する「手を洗おう会」とともにダカールの小学校に石鹸や書籍を寄贈するイベントを行いました。
ダカールは発展しつつあるとはいえ、子供達の教育環境は日本に比べれば大きく遅れています。篠塚氏や古屋夫人達の活動は子供達に大きな励みを与えていると思います。ダカールにおける篠塚氏の人気はすごくて、篠塚氏は「篠塚学校」の子供や父兄達からもみくちゃにされていましたが、終始笑顔で楽しんでおられたのが印象的でした。篠塚氏は、来年3月に西アフリカで行われるエコレースへ参加されるそうです。往時のパリ・ダカール・ラリーと同様、笑顔でダカールでゴールされることを期待しています。
このメルマガを継続してお読みになっている方はお分かりだと思いますが、今回の和心の原田さんの寄稿等、これまで当地の活躍される邦人の方々を中心に寄稿をお願いしてきました。今回、和心の原田さんにも大変興味深い話しを寄稿して頂きました。ここで趣向を少し変えて、次回のメルマガからは暫くの間、日本で活躍するセネガル人や西アフリカの方々に寄稿して頂きます。日本にいるアフリカの方々から、セネガルそして西アフリカと日本との関係がどのように見えるのか寄稿して頂きます。期待してください。