在セネガル日本大使館メールマガジン(2022年12月12日配信)
令和4年12月12日
在セネガル日本大使館メールマガジン 【2022年12月号】
皆さま
在セネガル日本大使館のメールマガジン2022年12月号を配信いたします。このメールマガジンは、在留届をご提出いただいた方、その他日・セネガル関係のためにご活動いただいている方々に配信しております。
【在セネガル日本大使館メールマガジン 2022/12/12 第7号】
◆ 目次 ◆
1 「伊澤修駐セネガル日本大使挨拶」
2 「大使館からのお知らせ」
3 「寄稿文」
4 「領事便り」
5 「政治・経済」
6 「広報・文化便り」
***********************
1 伊澤修駐セネガル日本大使挨拶
12月師走に入りました。本年も残りわずかですが皆様如何お過ごしでしょうか。
師走とはいえダカールは暖かいので師走のイメージがあまりありませんね。でも11月の後半から気温が下がってきて、昼間でも心地よい気候になりました。本使が着任した2月頃の気候に近づいてきた感じです。
最近はなんと言ってもサッカーワールドカップでした。セネガルも日本も決勝トーナメントまで進むことができ、両国の選手が活躍しているのを見て本使もうれしくなりました。日本でも盛り上がっていたようですが、セネガル、ここダカールでも大いに盛り上がりました。本使も色々な場所で観戦しましたが、老若男女を問わず熱狂的に応援しているセネガル人達を見ると、セネガルにおけるサッカーの人気のすごさを改めて実感しました。
日本チームの決勝トーナメント戦では、公邸に邦人有志の方々をお招きして一緒に観戦できたのも楽しかったです。
少し前になりますが、乾期に入ったことを受けて、11月半ばにタンバクンダ、ケドゥグ州の視察に行きました。既にサン・ルイやウブール等の沿岸地域は視察をしていたのですが、今回初めて内陸部に入りました。
タンバクンダはマリやギニアと国境を接しており、セネガルの安定の要の地域です。セネガルの当局の関係者と会って治安状況を確認してきました。また米作を支援するJICAの専門家の方々ともお会いしてきました。
興味深かったのはケドゥグです。平地で起伏のない地形のダカールや沿岸地域と違い、ケドゥグには山があり、川があり、更に滝まであります。山河がある景色に馴染んでいる日本人として何か懐かしさを感じました。ダカールからは遠方で、ある意味秘境かもしれませんが、治安の問題もありませんので、セネガルに滞在される間に一度訪問されては如何でしょうか。
昨日は、日本人会の忘年会に出席しました。本使からは、大使館の活動の状況や来年に向けた動きを説明させて頂きました。
近日中に日セネガル関係において大変重要な外交日程が予定されていますが、本使としては来年もますます日セネガル関係が発展するよう努力して参る所存です。引き続き皆様のご協力をお願いいたします。
それでは少し早いですが、皆様、良い年をお迎えください。
2 大使館からのお知らせ
○2022年12月の休館日のお知らせ
12月29日(木) 年末休暇
12月30日(金) 年末休暇
○2023年の休館日のお知らせ
1月 2日(月) 年始休暇
1月 3日(火) 年始休暇
4月 4日(火) 独立記念日
4月10日(月) イースター翌月曜日
5月 1日(月) メーデー
5月18日(木) キリスト昇天祭
5月29日(月) 聖霊降臨祭翌月曜日
6月29日(木) 犠牲祭
7月28日(金) イスラム新年
8月15日(火) 聖母昇天祭
9月 4日(月) マガル
10月 9日(月) スポーツの日
11月 1日(水) 万聖節
12月25日(月) クリスマス
12月29日(金) 年末休暇
3 寄稿 ~ウスビ・サコ(Dr. Oussouby SACKO)京都精華大学・前学長/全学研究機構長、アフリカ・アジア現代文化研究センター・センター長~
「ソニーとトヨタの日本からマンガの日本とアフリカをどのように捉えたら良いのか?」
私はウスビ・サコと申します。マリ共和国の首都バマコ出身です。日本に住んで丸31年となりました。初めて観光で日本を訪れたのは1990年です。当時は日本人のアフリカに対する知識も少なく、あっても断片的だったように思います。私のことを様々な先入観で見られ、アフリカ出身のステレオタイプとして典型的なフレームで接してくれる人も多かった。来日以来、多くの日本人に自分の国や文化の紹介を一生懸命に行ってきました。そうしているうちに、アフリカを代弁するアンバサダーになった気でいました。それから30年以上が過ぎ、当時と比べて、日本に居住するアフリカ出身者も増え、多くの日本の大企業や中小企業が次第にアフリカへの関心を持ち始めています。アフリカへの関心が高まる日本に対して、アフリカの人々も日本の文化、マンガやアニメなどのサブカルチャーへの関心も高まっています。
日本とアフリカの関係において様々な見方があります。研究の面で日本におけるアフリカ研究の歴史は長く、顕著な業績もあります。その内容は、人類学をはじめとして様々な領域に広がっており、各領域において一定の成果が挙げられています。しかしながら、こうした豊かな研究の積み重ねにもかかわらず、日本では現在、そして将来を視野に入れたアフリカの位置づけはいまだ不明確であります。とりわけ現代のアフリカを同時代の現象として認識する必要があり、アフリカの現代文化における状況を伝える必要があります。
アフリカの現代文化の現在を少し述べたいと思います。急速なグローバル化に伴い、外国、とりわけ旧宗主国からの文化の流入とその消費によって、アフリカ各地の独自の文化を産業的に発展させることは困難だったと言われています。工芸、芸術、現代アート、建築、音楽、ファッション、映画など、一部は世界各地へと広がっていたが、アフリカの現代文化の大部分は大陸内に止まっています。日本をはじめ、アフリカの文化を紹介するイベントが開催されはじめ、私の関わっているセンターでも、アフリカの可能性と位置付けた様々なイベントを行っています。こうして、一般市民がアフリカに親しみ、またアフリカの人々もマンガなどを通して日本に親しめたと思います。
さて、アフリカを捉える時に、現状のままでものを考え、現代的な問題として見ることが少なく、その異類性を強調するものが多いように思います。母国の紹介の依頼はよくあるが、母国の変なところ、日本より遅れているところの紹介が期待されている場合も多いです。
なぜ、アフリカなのか。アフリカにどんな魅力があるのか。アフリカの未来にどう対処するのか?地球の未来を左右する存在になるアフリカをどう理解すべきか。
様々な分野で頻繁にこの問いに遭遇します。アフリカを考えるにあたっては、便宜上、サハラ砂漠を境に北と南に分けることが多いと思います。サハラ砂漠以南のアフリカは、多様な課題と可能性とを同時に抱えており、グローバル化が進む現代においても、その位置づけは今なお不明確であります。将来を見据えるなら、アフリカの人口は今後も爆発的に増加し、2050年までには世界人口の4分の1を占めるのみならず、その半数以上は18歳未満、また大多数は都市部に居住すると予想されています。
アフリカには課題がたくさんあります。しかし、アフリカの課題は同時にアフリカの可能性でもあります。これらの課題、可能性に関する正しい情報あるいは十分な情報が残念ながら日本の社会や人々に届いておりません。
アフリカの開発は、何年も何世代にもわたって、アジェンダに掲げられてきました。しかし、アフリカは、自らの将来を検討するために、アフリカ自身が決定に責任を持ち、自らの声(VOICE)を上げることが、これまで以上に必要であると感じています。
グローバル経済の最後のフロンティアである現代のアフリカ、次の言葉がよく使われています。パラダイムは、The Africa We Want(我々が欲しいアフリカ、ありたいアフリカ)に焦点を当て、アフリカの視点を取り入れたグローバルな取り組みの必要性にシフトすることであります。
ウスビ・サコ(Dr. Oussouby SACKO)氏 略歴
京都精華大学 前学長/全学研究機構長/人間環境デザインプログラム教授
マリ共和国生まれ。 国費留学生として北京語言大学、南京東南大学で学ぶ。
1990年、東京で短期ホームステイを経験しマリに共通するような下町の文化に驚く。91年来日、99年京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。専門は空間人類学。「京都の町家再生」「コミュニティ再生」など社会と建築の関係性を様々な角度から調査研究している。京都精華大学人文学部教員、学部長を経て2018年4月同大学学長に就任(~3月2022年)を経て現職。暮らしの身近な視点から、多様な価値観を認めあう社会のありかたを提唱している。
主な著書に『「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと』(大和書房)、『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』(朝日新聞出版)など。2025年日本国際博覧会協会 副会長・理事・シニアアドバイザー兼任他。
4 領事便り
○日本人会忘年会の実施(2022年12月9日)
こんにちは。領事そして日本人会副会長を務めております竹村です。今回は12月9日(金)、ンゴールのホテル・ディアラマで開催されたセネガル日本人会の忘年会についてお伝えします。
日本人会の活動は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でここ2年行われていなかったと聞いております。今年に入りセネガルはもちろん、日本でもコロナウイルス関連の規制が緩和されたことで、日本人会も活動再開してよいのではないのかという風向きになり、活動再開の第一弾として今次忘年会が開催されました。
私がンゴールのビーチ沿いに足を踏み入れるのは初めて。ホテル宴会場から見えるンゴール湾と島の美しさに驚きました。半年もダカールに住んでいるのにこれを知らなかったのです。道路冠水に恐れをなしてビーチ手前で引き返したことが何度かあったとはいえ、もったいないことをしたものです。
会場では、まずはプール・サイドでウエルカム・ドリンクが供され皆さんご歓談。子どもたちが広いプールの周りを楽しそうに走り回る中、受付には次から次へと今次忘年会に参加する方々が集まり、その数80人以上。私は、「セネガルの在留邦人は何人いますか」と聞かれたとき、約200人とお答えしておりますが、その半分近くがこの会場に集まったのですから、すごいことです。
広い宴会場内の円卓が埋まり、午後6時30分、細谷会長の司会により忘年会が始まりました。まず伊澤大使からの挨拶があり、在セネガル日本人コミュニティの現状や大使館の方針、来年の予定などが紹介されました。大使が「当地の日本人の方々は、大使館って何しているの?と思っています」との指摘に、私も館員になる前は大使館なんて謎の空間だったよなぁと思っていたのに、今となってはそのようなことに思いを巡らすこともなくなっていることに気づき「痛たたた・・・」と思う次第。ですが大使、話が少々(いや結構)長いです。皆さん早く乾杯して料理を食べたくてソワソワしてます。
大使の乾杯の音頭のあと、おいしいブッフェとお酒が提供されました。食事が早々に無くなってしまうのではないかと思いましたが、なかなか太っ腹な忘年会で、最後まで食事が無くなることはありませんでした。でもさすがに寿司は大人気、早めの確保が必用です。
余興第一弾として、当館の斎藤書記官による落語が始まります。斎藤さんの落語を見るのは初めてですが、噂に聞いた以上のクオリティの高さ!演技、話し方の一つをとっても本当に趣味の領域なんですか?と聞いてしまうくらい。でも一番笑いを取ったのは途中で無理やりマイクを突き出してきたボーイさんです。
続いて、ダカール補習授業校生徒11人による歌の発表。今年歌ってくれたのはYOASOBI withミドリーズの「ツバメ」です。小学1年生から中学3年生までおりますので、声のトーンを合わせるのも難しいはずですが、皆キレイに揃えて歌いお見事!今回の発表用のお揃いツバメTシャツもいい記念になります。毎週土曜日、補習校の授業が終わった後に一生懸命練習した成果をしっかり出してくれました。
しばし歓談ののち、皆さんお待ちかねのビンゴ大会。各企業様等から寄付していただいたおもちゃ、酒、貴重な日本食、商品券など豪華賞品が並びました。しかも最初にビンゴした人から好きなモノを持って行ってよいというのはいいですね。お子さんにお酒が当たってもかわいそうですし(親御さんからは褒められますよ)。私も最後に賞品を頂いてしまいました。きれいな箱があったのでチョコレートかと思い喜んで席まで持っていったら、横から「それ化粧品ですよ」と突っ込まれました。しばらく美容に精を出します。
最後にサンタさんから子供たちにお菓子のクリスマスプレゼントが贈られ、新会長阪田さんの閉会あいさつで忘年会は終了しました。
今回の忘年会は本当に楽しませていただきました。まずセネガルにこれだけの日本人が集まる機会などそうはありませんし、堅苦しいことなく自由な雰囲気です。正直こういう場は苦手だったのですが、この会なら毎年喜んで参加したいと思います。副会長だからそう言っているわけではありませんよ。
そして忘年会開催にあたり、日本人会の細谷前会長、阪田新会長そして開催に尽力してくださいました方々に御礼申し上げます。そして忘年会に参加して下さった方々にも感謝するとともに、来年もお待ちしております。
さて、このようなセネガル日本人会に興味をお持ちの方は、まずは下記のセネガル日本人会代表メールに連絡をお願いいたします。
Nihonjinkai.SN@gmail.com
また、日本人会傘下のダカール補習授業校も生徒を募集しております。こちらは毎週土曜日午前、あしながセネガル(ダカール、メルモズ)の教室にて小学生・中学生の補習授業を行っておりますので、ご興味のある方は下記にて連絡をお待ちしております。(ボランティア講師も募集しています)
dakarjapanese@gmail.com
○セネガルへの入国措置(新型コロナ関連)の撤廃について
セネガル政府は、11月10日付けで、新型コロナに関する全てのセネガル入国措置を撤廃しました。これに伴い、10月3日より義務化されていた、セネガルに入国する全ての渡航者(12歳以下を除く)に対するQRコード付きのワクチン電子接種証明書の提示は不要となっています。また、このワクチン電子接種証明書を所持しない全ての者(12歳以下を除く)について、到着時に抗原検査(無料)の受検が義務づけられていましたが、これも撤廃となっています。
なお、セネガル出国時については、従来通り、渡航先の国・地域の規制に従う必要がありますのでご留意ください。
5 政治・経済
○サール元駐日大使への旭日重光章の授賞決定(2022年11月4日)
11月3日、令和5年度秋の外国人叙勲の対象者が発表され、セネガルのガブリエル・アレクサンドル・サール元駐日大使への旭日重光章の授賞が決定しました。
サール大使は2001年12月から2010年7月まで約10年間にわたり駐日大使を務め、日・セネガル二国間関係の強化に多大な貢献を果たしました。また、その任期中に開催されたTICADIIIやTICADIVの成功にも貢献したほか、在京アフリカ外交団団長代理として2005年の愛・地球博の成功にも貢献するなど、日・アフリカ関係の強化にも寄与してきました。
こうした日・セネガル二国間関係及び日・アフリカ関係の強化への多大な貢献を讃え、このたび、同大使への旭日重光章の授賞が決定されました。当館による勲章伝達式は追って行われる予定です。
○コル・セック国務大臣による国際女性フォーラムWAW!2022へのオンライン登壇(2022年12月3日)
12月3日、日本の外務省はハイブリッド形式で「国際女性会議WAW!2022」を開催しました。同会議にはヨハネソン・アイスランド大統領、サンドゥ・モルドバ大統領、バフースUN Women事務局長をはじめとする各国、国際機関の要人、国内外の様々な分野で活躍する方々が参加しました。6回目となる今回のWAW!2022では、「新しい資本主義に向けたジェンダー主流化」をメインテーマに、ジェンダー平等が実現されたより良い社会作りに向けた意見交換が行われました。
セネガルからは、特に感染症対策分野で多大な功績を残してきたコル・セック国務大臣が「女性と防災」をテーマにした分科会10にオンラインで登壇し、セネガルを始めとするアフリカ諸国における保健衛生上の危機や災害への取組み等における自身の経験を紹介し、女性の役割強化に向けた提言を行いました。
○ギニアビサウに対する無償資金協力「汚職防止及び平和の定着のための行政における透明性及び説明責任促進計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換(2022年11月24日)
11月24日、ギニアビサウの首都ビサウにおいて、当館の広瀬次席とエゲンホフUNDPギニアビサウ事務所常駐代表との間で、供与額2.82億円の無償資金協力「汚職防止及び平和の定着のための行政における透明性及び説明責任促進計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換が行われました。
ギニアビサウでは、1973年の独立以降、長らく不安定な内政が続いたことから、ガバナンスの脆弱性が指摘されており、ギニアビサウの社会経済開発、ひいては平和と推進のための課題となっています。
この協力は、首都ビサウにおいて、行政サービスのデジタル化等に必要な施設の建設及び研修等を実施することにより、行政における透明性及び説明責任を促進し、もってギニアビサウにおける汚職防止及び平和の定着に寄与するものです。
○ガンビアに対する無償資金協力「平和、安定及び安全の促進のための国境管理能力向上計画(IOM連携)」に関する書簡の交換(2022年12月9日)
12月9日、ガンビアの首都バンジュールにて、当館広瀬次席は永野IOMガンビア事務所長とともに、令和4年度対ガンビア無償資金協力「平和、安定及び安全の促進のための国境管理能力向上計画(IOM連携)」(供与額3億円)のE/Nの署名と交換を行いました。
この協力により、バンジュール市、北岸地方及び西海岸地方において、国境管理能力のための施設建設、機材供与及び研修等を実施することにより、ガンビアの平和、安定及び安全の促進を図り、もって同国の持続的な発展と基礎的な生活環境の改善に寄与することが期待されます。
○当館が所掌する4か国(セネガル、カーボベルデ、ガンビア、ギニアビサウ)の政治経済関連の一般情報は、翌月上旬に当館のHP新着情報欄に「在セネガル大使館月例報告」として掲載しておりますので、ご関心のある方はそちらをご参照ください。
(参考)2022年10月の月例報告:https://www.sn.emb-japan.go.jp/files/100423549.pdf
6 広報・文化便り
〇セネガルと日本のW杯決勝トーナメント進出
現在カタールで行われているサッカーワールドカップにおいて、2022年のアフリカ・ネイションズ・カップの優勝国であるセネガルは、チームのエースであるサジョ・マネ選手が怪我により欠場する中、予選トーナメントでホスト国カタールとエクアドルに勝利し、見事16強入りを果たして決勝トーナメントに勝ち進みました。4日に行われた決勝第一戦で残念ながらイングランドに敗れましたが、エース欠場の中でも素晴らしい活躍を見せたセネガル・ナショナル・チームには、サル大統領を始め、国内外から多くの声援と賛辞が送られました。
伊澤大使もセネガル・チームのユニフォームをまとって応援し、その模様を紹介した当館のSNSには、多くのセネガルの方々から反響があり、日・セネガルの友好関係について嬉しいコメントをいただきました。(当該ツイートへの反響はこちらからご参照ください:https://twitter.com/JapanEmbSenegal/status/1596162471034863617?s=20&t=JozroFrwSPrJRXPj_m4kMg )
また、強豪のドイツとスペインに勝利して決勝トーナメントに勝ち進んだ日本チームにも、セネガル国民から多くの応援と祝辞が寄せられました。惜しくもPKにて敗れ、念願の8強入りを果たすことはできませんでしたが、サッカーを通じた日・セネガルの絆を感じられる機会となりました。
〇アフリカの平和と安全のためのグローバル・イニシアティブ(IGPSA)主催ウェビナー「日本の対アフリカ政策」への伊澤大使の参加(2022年11月29日)
11月29日、伊澤大使は、アフリカの平和と安全のためのグローバル・イニシアティブ(IGPSA)主催のウェビナー「日本の対アフリカ政策」に出席し、TICAD8の成果や日本の取組み等について紹介しました。
同ウェビナーには、日本の有識者として政策研究大学院大学の上江洲上級研究員、セネガルの有識者としてTimbuktu Instituteのサンベ所長、欧州の有識者としてファレッグ欧州安全保障研究所上級アナリストがそれぞれパネリストとして参加され、日本の対アフリカ協力の特徴や利点、西アフリカにおける日本の安全保障分野での協力や課題等について活発な意見交換がなされました。
ウェビナーの概要は以下のIGPSAのウェブサイトにて公開されていますので、ご関心のある方は是非ご視聴ください(音声はフランス語のみ)。
https://igpsa.eu/webinaire-igpsa-la-politique-africaine-du-japo/
○当館では、日本関連行事に関する情報を随時募集しております。皆様ご自身が実施される日本関連行事のほか、知り合いの方のご活動等についての情報を( mailmagazine-sn@dk.mofa.go.jp )までお知らせください。毎月末までに原稿をいただければ翌月のメールマガジンに掲載することができます。当館HPやSNSへの掲載は随時行います。
○当館のSNSアカウントは以下のとおりです。日・セネガル関係強化のため、是非ご関心のある投稿のRTやシェア等、皆さまのご協力をお願いいたします。
TW:https://twitter.com/JapanEmbSenegal
FB:https://www.facebook.com/profile.php?id=100078921276471
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[在セネガル日本大使館メールマガジン]
○本メールマガジンに関するご意見・ご要望は以下のメールアドレスあてに送信してください。新規配信登録のご希望もこちらまでお寄せください。
( mailmagazine-sn@dk.mofa.go.jp )
○参考ホームページ
首相官邸ホームページ ( www.kantei.go.jp )
外務省ホームページ ( www.mofa.go.jp/mofaj/ )
当館ホームページ
(https://www.sn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html )
当館Twitter ( https://twitter.com/JapanEmbSenegal )
当館Facebook
( https://www.facebook.com/profile.php?id=100078921276471 )
○発行:在セネガル日本大使館
Ambassade du Japon au Senegal
Boulevard Martin Luther King, Dakar, Senegal (B.P. 3140)
TEL :(+221)33.849.55.00
FAX :(+221) 33.849.55.55
皆さま
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【在セネガル日本大使館メールマガジン 2022/12/12 第7号】
◆ 目次 ◆
1 「伊澤修駐セネガル日本大使挨拶」
2 「大使館からのお知らせ」
3 「寄稿文」
4 「領事便り」
5 「政治・経済」
6 「広報・文化便り」
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1 伊澤修駐セネガル日本大使挨拶
12月師走に入りました。本年も残りわずかですが皆様如何お過ごしでしょうか。
師走とはいえダカールは暖かいので師走のイメージがあまりありませんね。でも11月の後半から気温が下がってきて、昼間でも心地よい気候になりました。本使が着任した2月頃の気候に近づいてきた感じです。
最近はなんと言ってもサッカーワールドカップでした。セネガルも日本も決勝トーナメントまで進むことができ、両国の選手が活躍しているのを見て本使もうれしくなりました。日本でも盛り上がっていたようですが、セネガル、ここダカールでも大いに盛り上がりました。本使も色々な場所で観戦しましたが、老若男女を問わず熱狂的に応援しているセネガル人達を見ると、セネガルにおけるサッカーの人気のすごさを改めて実感しました。
日本チームの決勝トーナメント戦では、公邸に邦人有志の方々をお招きして一緒に観戦できたのも楽しかったです。
少し前になりますが、乾期に入ったことを受けて、11月半ばにタンバクンダ、ケドゥグ州の視察に行きました。既にサン・ルイやウブール等の沿岸地域は視察をしていたのですが、今回初めて内陸部に入りました。
タンバクンダはマリやギニアと国境を接しており、セネガルの安定の要の地域です。セネガルの当局の関係者と会って治安状況を確認してきました。また米作を支援するJICAの専門家の方々ともお会いしてきました。
興味深かったのはケドゥグです。平地で起伏のない地形のダカールや沿岸地域と違い、ケドゥグには山があり、川があり、更に滝まであります。山河がある景色に馴染んでいる日本人として何か懐かしさを感じました。ダカールからは遠方で、ある意味秘境かもしれませんが、治安の問題もありませんので、セネガルに滞在される間に一度訪問されては如何でしょうか。
昨日は、日本人会の忘年会に出席しました。本使からは、大使館の活動の状況や来年に向けた動きを説明させて頂きました。
近日中に日セネガル関係において大変重要な外交日程が予定されていますが、本使としては来年もますます日セネガル関係が発展するよう努力して参る所存です。引き続き皆様のご協力をお願いいたします。
それでは少し早いですが、皆様、良い年をお迎えください。
2 大使館からのお知らせ
○2022年12月の休館日のお知らせ
12月29日(木) 年末休暇
12月30日(金) 年末休暇
○2023年の休館日のお知らせ
1月 2日(月) 年始休暇
1月 3日(火) 年始休暇
4月 4日(火) 独立記念日
4月10日(月) イースター翌月曜日
5月 1日(月) メーデー
5月18日(木) キリスト昇天祭
5月29日(月) 聖霊降臨祭翌月曜日
6月29日(木) 犠牲祭
7月28日(金) イスラム新年
8月15日(火) 聖母昇天祭
9月 4日(月) マガル
10月 9日(月) スポーツの日
11月 1日(水) 万聖節
12月25日(月) クリスマス
12月29日(金) 年末休暇
3 寄稿 ~ウスビ・サコ(Dr. Oussouby SACKO)京都精華大学・前学長/全学研究機構長、アフリカ・アジア現代文化研究センター・センター長~
「ソニーとトヨタの日本からマンガの日本とアフリカをどのように捉えたら良いのか?」
私はウスビ・サコと申します。マリ共和国の首都バマコ出身です。日本に住んで丸31年となりました。初めて観光で日本を訪れたのは1990年です。当時は日本人のアフリカに対する知識も少なく、あっても断片的だったように思います。私のことを様々な先入観で見られ、アフリカ出身のステレオタイプとして典型的なフレームで接してくれる人も多かった。来日以来、多くの日本人に自分の国や文化の紹介を一生懸命に行ってきました。そうしているうちに、アフリカを代弁するアンバサダーになった気でいました。それから30年以上が過ぎ、当時と比べて、日本に居住するアフリカ出身者も増え、多くの日本の大企業や中小企業が次第にアフリカへの関心を持ち始めています。アフリカへの関心が高まる日本に対して、アフリカの人々も日本の文化、マンガやアニメなどのサブカルチャーへの関心も高まっています。
日本とアフリカの関係において様々な見方があります。研究の面で日本におけるアフリカ研究の歴史は長く、顕著な業績もあります。その内容は、人類学をはじめとして様々な領域に広がっており、各領域において一定の成果が挙げられています。しかしながら、こうした豊かな研究の積み重ねにもかかわらず、日本では現在、そして将来を視野に入れたアフリカの位置づけはいまだ不明確であります。とりわけ現代のアフリカを同時代の現象として認識する必要があり、アフリカの現代文化における状況を伝える必要があります。
アフリカの現代文化の現在を少し述べたいと思います。急速なグローバル化に伴い、外国、とりわけ旧宗主国からの文化の流入とその消費によって、アフリカ各地の独自の文化を産業的に発展させることは困難だったと言われています。工芸、芸術、現代アート、建築、音楽、ファッション、映画など、一部は世界各地へと広がっていたが、アフリカの現代文化の大部分は大陸内に止まっています。日本をはじめ、アフリカの文化を紹介するイベントが開催されはじめ、私の関わっているセンターでも、アフリカの可能性と位置付けた様々なイベントを行っています。こうして、一般市民がアフリカに親しみ、またアフリカの人々もマンガなどを通して日本に親しめたと思います。
さて、アフリカを捉える時に、現状のままでものを考え、現代的な問題として見ることが少なく、その異類性を強調するものが多いように思います。母国の紹介の依頼はよくあるが、母国の変なところ、日本より遅れているところの紹介が期待されている場合も多いです。
なぜ、アフリカなのか。アフリカにどんな魅力があるのか。アフリカの未来にどう対処するのか?地球の未来を左右する存在になるアフリカをどう理解すべきか。
様々な分野で頻繁にこの問いに遭遇します。アフリカを考えるにあたっては、便宜上、サハラ砂漠を境に北と南に分けることが多いと思います。サハラ砂漠以南のアフリカは、多様な課題と可能性とを同時に抱えており、グローバル化が進む現代においても、その位置づけは今なお不明確であります。将来を見据えるなら、アフリカの人口は今後も爆発的に増加し、2050年までには世界人口の4分の1を占めるのみならず、その半数以上は18歳未満、また大多数は都市部に居住すると予想されています。
アフリカには課題がたくさんあります。しかし、アフリカの課題は同時にアフリカの可能性でもあります。これらの課題、可能性に関する正しい情報あるいは十分な情報が残念ながら日本の社会や人々に届いておりません。
アフリカの開発は、何年も何世代にもわたって、アジェンダに掲げられてきました。しかし、アフリカは、自らの将来を検討するために、アフリカ自身が決定に責任を持ち、自らの声(VOICE)を上げることが、これまで以上に必要であると感じています。
グローバル経済の最後のフロンティアである現代のアフリカ、次の言葉がよく使われています。パラダイムは、The Africa We Want(我々が欲しいアフリカ、ありたいアフリカ)に焦点を当て、アフリカの視点を取り入れたグローバルな取り組みの必要性にシフトすることであります。
ウスビ・サコ(Dr. Oussouby SACKO)氏 略歴
京都精華大学 前学長/全学研究機構長/人間環境デザインプログラム教授
マリ共和国生まれ。 国費留学生として北京語言大学、南京東南大学で学ぶ。
1990年、東京で短期ホームステイを経験しマリに共通するような下町の文化に驚く。91年来日、99年京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程修了。博士(工学)。専門は空間人類学。「京都の町家再生」「コミュニティ再生」など社会と建築の関係性を様々な角度から調査研究している。京都精華大学人文学部教員、学部長を経て2018年4月同大学学長に就任(~3月2022年)を経て現職。暮らしの身近な視点から、多様な価値観を認めあう社会のありかたを提唱している。
主な著書に『「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと』(大和書房)、『アフリカ出身 サコ学長、日本を語る』(朝日新聞出版)など。2025年日本国際博覧会協会 副会長・理事・シニアアドバイザー兼任他。
4 領事便り
○日本人会忘年会の実施(2022年12月9日)
こんにちは。領事そして日本人会副会長を務めております竹村です。今回は12月9日(金)、ンゴールのホテル・ディアラマで開催されたセネガル日本人会の忘年会についてお伝えします。
日本人会の活動は、新型コロナウイルス感染拡大の影響でここ2年行われていなかったと聞いております。今年に入りセネガルはもちろん、日本でもコロナウイルス関連の規制が緩和されたことで、日本人会も活動再開してよいのではないのかという風向きになり、活動再開の第一弾として今次忘年会が開催されました。
私がンゴールのビーチ沿いに足を踏み入れるのは初めて。ホテル宴会場から見えるンゴール湾と島の美しさに驚きました。半年もダカールに住んでいるのにこれを知らなかったのです。道路冠水に恐れをなしてビーチ手前で引き返したことが何度かあったとはいえ、もったいないことをしたものです。
会場では、まずはプール・サイドでウエルカム・ドリンクが供され皆さんご歓談。子どもたちが広いプールの周りを楽しそうに走り回る中、受付には次から次へと今次忘年会に参加する方々が集まり、その数80人以上。私は、「セネガルの在留邦人は何人いますか」と聞かれたとき、約200人とお答えしておりますが、その半分近くがこの会場に集まったのですから、すごいことです。
広い宴会場内の円卓が埋まり、午後6時30分、細谷会長の司会により忘年会が始まりました。まず伊澤大使からの挨拶があり、在セネガル日本人コミュニティの現状や大使館の方針、来年の予定などが紹介されました。大使が「当地の日本人の方々は、大使館って何しているの?と思っています」との指摘に、私も館員になる前は大使館なんて謎の空間だったよなぁと思っていたのに、今となってはそのようなことに思いを巡らすこともなくなっていることに気づき「痛たたた・・・」と思う次第。ですが大使、話が少々(いや結構)長いです。皆さん早く乾杯して料理を食べたくてソワソワしてます。
大使の乾杯の音頭のあと、おいしいブッフェとお酒が提供されました。食事が早々に無くなってしまうのではないかと思いましたが、なかなか太っ腹な忘年会で、最後まで食事が無くなることはありませんでした。でもさすがに寿司は大人気、早めの確保が必用です。
余興第一弾として、当館の斎藤書記官による落語が始まります。斎藤さんの落語を見るのは初めてですが、噂に聞いた以上のクオリティの高さ!演技、話し方の一つをとっても本当に趣味の領域なんですか?と聞いてしまうくらい。でも一番笑いを取ったのは途中で無理やりマイクを突き出してきたボーイさんです。
続いて、ダカール補習授業校生徒11人による歌の発表。今年歌ってくれたのはYOASOBI withミドリーズの「ツバメ」です。小学1年生から中学3年生までおりますので、声のトーンを合わせるのも難しいはずですが、皆キレイに揃えて歌いお見事!今回の発表用のお揃いツバメTシャツもいい記念になります。毎週土曜日、補習校の授業が終わった後に一生懸命練習した成果をしっかり出してくれました。
しばし歓談ののち、皆さんお待ちかねのビンゴ大会。各企業様等から寄付していただいたおもちゃ、酒、貴重な日本食、商品券など豪華賞品が並びました。しかも最初にビンゴした人から好きなモノを持って行ってよいというのはいいですね。お子さんにお酒が当たってもかわいそうですし(親御さんからは褒められますよ)。私も最後に賞品を頂いてしまいました。きれいな箱があったのでチョコレートかと思い喜んで席まで持っていったら、横から「それ化粧品ですよ」と突っ込まれました。しばらく美容に精を出します。
最後にサンタさんから子供たちにお菓子のクリスマスプレゼントが贈られ、新会長阪田さんの閉会あいさつで忘年会は終了しました。
今回の忘年会は本当に楽しませていただきました。まずセネガルにこれだけの日本人が集まる機会などそうはありませんし、堅苦しいことなく自由な雰囲気です。正直こういう場は苦手だったのですが、この会なら毎年喜んで参加したいと思います。副会長だからそう言っているわけではありませんよ。
そして忘年会開催にあたり、日本人会の細谷前会長、阪田新会長そして開催に尽力してくださいました方々に御礼申し上げます。そして忘年会に参加して下さった方々にも感謝するとともに、来年もお待ちしております。
さて、このようなセネガル日本人会に興味をお持ちの方は、まずは下記のセネガル日本人会代表メールに連絡をお願いいたします。
Nihonjinkai.SN@gmail.com
また、日本人会傘下のダカール補習授業校も生徒を募集しております。こちらは毎週土曜日午前、あしながセネガル(ダカール、メルモズ)の教室にて小学生・中学生の補習授業を行っておりますので、ご興味のある方は下記にて連絡をお待ちしております。(ボランティア講師も募集しています)
dakarjapanese@gmail.com
○セネガルへの入国措置(新型コロナ関連)の撤廃について
セネガル政府は、11月10日付けで、新型コロナに関する全てのセネガル入国措置を撤廃しました。これに伴い、10月3日より義務化されていた、セネガルに入国する全ての渡航者(12歳以下を除く)に対するQRコード付きのワクチン電子接種証明書の提示は不要となっています。また、このワクチン電子接種証明書を所持しない全ての者(12歳以下を除く)について、到着時に抗原検査(無料)の受検が義務づけられていましたが、これも撤廃となっています。
なお、セネガル出国時については、従来通り、渡航先の国・地域の規制に従う必要がありますのでご留意ください。
5 政治・経済
○サール元駐日大使への旭日重光章の授賞決定(2022年11月4日)
11月3日、令和5年度秋の外国人叙勲の対象者が発表され、セネガルのガブリエル・アレクサンドル・サール元駐日大使への旭日重光章の授賞が決定しました。
サール大使は2001年12月から2010年7月まで約10年間にわたり駐日大使を務め、日・セネガル二国間関係の強化に多大な貢献を果たしました。また、その任期中に開催されたTICADIIIやTICADIVの成功にも貢献したほか、在京アフリカ外交団団長代理として2005年の愛・地球博の成功にも貢献するなど、日・アフリカ関係の強化にも寄与してきました。
こうした日・セネガル二国間関係及び日・アフリカ関係の強化への多大な貢献を讃え、このたび、同大使への旭日重光章の授賞が決定されました。当館による勲章伝達式は追って行われる予定です。
○コル・セック国務大臣による国際女性フォーラムWAW!2022へのオンライン登壇(2022年12月3日)
12月3日、日本の外務省はハイブリッド形式で「国際女性会議WAW!2022」を開催しました。同会議にはヨハネソン・アイスランド大統領、サンドゥ・モルドバ大統領、バフースUN Women事務局長をはじめとする各国、国際機関の要人、国内外の様々な分野で活躍する方々が参加しました。6回目となる今回のWAW!2022では、「新しい資本主義に向けたジェンダー主流化」をメインテーマに、ジェンダー平等が実現されたより良い社会作りに向けた意見交換が行われました。
セネガルからは、特に感染症対策分野で多大な功績を残してきたコル・セック国務大臣が「女性と防災」をテーマにした分科会10にオンラインで登壇し、セネガルを始めとするアフリカ諸国における保健衛生上の危機や災害への取組み等における自身の経験を紹介し、女性の役割強化に向けた提言を行いました。
○ギニアビサウに対する無償資金協力「汚職防止及び平和の定着のための行政における透明性及び説明責任促進計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換(2022年11月24日)
11月24日、ギニアビサウの首都ビサウにおいて、当館の広瀬次席とエゲンホフUNDPギニアビサウ事務所常駐代表との間で、供与額2.82億円の無償資金協力「汚職防止及び平和の定着のための行政における透明性及び説明責任促進計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換が行われました。
ギニアビサウでは、1973年の独立以降、長らく不安定な内政が続いたことから、ガバナンスの脆弱性が指摘されており、ギニアビサウの社会経済開発、ひいては平和と推進のための課題となっています。
この協力は、首都ビサウにおいて、行政サービスのデジタル化等に必要な施設の建設及び研修等を実施することにより、行政における透明性及び説明責任を促進し、もってギニアビサウにおける汚職防止及び平和の定着に寄与するものです。
○ガンビアに対する無償資金協力「平和、安定及び安全の促進のための国境管理能力向上計画(IOM連携)」に関する書簡の交換(2022年12月9日)
12月9日、ガンビアの首都バンジュールにて、当館広瀬次席は永野IOMガンビア事務所長とともに、令和4年度対ガンビア無償資金協力「平和、安定及び安全の促進のための国境管理能力向上計画(IOM連携)」(供与額3億円)のE/Nの署名と交換を行いました。
この協力により、バンジュール市、北岸地方及び西海岸地方において、国境管理能力のための施設建設、機材供与及び研修等を実施することにより、ガンビアの平和、安定及び安全の促進を図り、もって同国の持続的な発展と基礎的な生活環境の改善に寄与することが期待されます。
○当館が所掌する4か国(セネガル、カーボベルデ、ガンビア、ギニアビサウ)の政治経済関連の一般情報は、翌月上旬に当館のHP新着情報欄に「在セネガル大使館月例報告」として掲載しておりますので、ご関心のある方はそちらをご参照ください。
(参考)2022年10月の月例報告:https://www.sn.emb-japan.go.jp/files/100423549.pdf
6 広報・文化便り
〇セネガルと日本のW杯決勝トーナメント進出
現在カタールで行われているサッカーワールドカップにおいて、2022年のアフリカ・ネイションズ・カップの優勝国であるセネガルは、チームのエースであるサジョ・マネ選手が怪我により欠場する中、予選トーナメントでホスト国カタールとエクアドルに勝利し、見事16強入りを果たして決勝トーナメントに勝ち進みました。4日に行われた決勝第一戦で残念ながらイングランドに敗れましたが、エース欠場の中でも素晴らしい活躍を見せたセネガル・ナショナル・チームには、サル大統領を始め、国内外から多くの声援と賛辞が送られました。
伊澤大使もセネガル・チームのユニフォームをまとって応援し、その模様を紹介した当館のSNSには、多くのセネガルの方々から反響があり、日・セネガルの友好関係について嬉しいコメントをいただきました。(当該ツイートへの反響はこちらからご参照ください:https://twitter.com/JapanEmbSenegal/status/1596162471034863617?s=20&t=JozroFrwSPrJRXPj_m4kMg )
また、強豪のドイツとスペインに勝利して決勝トーナメントに勝ち進んだ日本チームにも、セネガル国民から多くの応援と祝辞が寄せられました。惜しくもPKにて敗れ、念願の8強入りを果たすことはできませんでしたが、サッカーを通じた日・セネガルの絆を感じられる機会となりました。
〇アフリカの平和と安全のためのグローバル・イニシアティブ(IGPSA)主催ウェビナー「日本の対アフリカ政策」への伊澤大使の参加(2022年11月29日)
11月29日、伊澤大使は、アフリカの平和と安全のためのグローバル・イニシアティブ(IGPSA)主催のウェビナー「日本の対アフリカ政策」に出席し、TICAD8の成果や日本の取組み等について紹介しました。
同ウェビナーには、日本の有識者として政策研究大学院大学の上江洲上級研究員、セネガルの有識者としてTimbuktu Instituteのサンベ所長、欧州の有識者としてファレッグ欧州安全保障研究所上級アナリストがそれぞれパネリストとして参加され、日本の対アフリカ協力の特徴や利点、西アフリカにおける日本の安全保障分野での協力や課題等について活発な意見交換がなされました。
ウェビナーの概要は以下のIGPSAのウェブサイトにて公開されていますので、ご関心のある方は是非ご視聴ください(音声はフランス語のみ)。
https://igpsa.eu/webinaire-igpsa-la-politique-africaine-du-japo/
○当館では、日本関連行事に関する情報を随時募集しております。皆様ご自身が実施される日本関連行事のほか、知り合いの方のご活動等についての情報を( mailmagazine-sn@dk.mofa.go.jp )までお知らせください。毎月末までに原稿をいただければ翌月のメールマガジンに掲載することができます。当館HPやSNSへの掲載は随時行います。
○当館のSNSアカウントは以下のとおりです。日・セネガル関係強化のため、是非ご関心のある投稿のRTやシェア等、皆さまのご協力をお願いいたします。
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[在セネガル日本大使館メールマガジン]
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○参考ホームページ
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○発行:在セネガル日本大使館
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