ティエス州、国立盲学校にて活動されているJICA海外協力隊の武本馨さんインタビュー(2023年6月9日)

令和5年6月12日
【活動内容】
体育隊員として派遣され、同僚の体育教員と共に体育の授業を行ったり、授業の提案を行ったりしています。また、部活動としてブラインドサッカーやトーボールの指導支援等を行っています。
 
【ボランティア参加動機】
大学生の時に海外旅行に行った事をきっかけに、海外に住みたいと思うようになりまし。しかし、大学生の時にそれが実現できるとは考えられず、保健体育科教師になるために教員免許を取得し、大学卒業後は1年間イギリスに語学留学をしました。留学中に、自分が持っている技術や資格等でチャレンジできるものを探し、協力隊を見つけ応募しました。
 
【セネガルでの生活】
挨拶をするときに、握手をしたり、現地語を使って挨拶したりすることを心がけています。セネガルには「テランガ」(日本でいう「おもてなし」)という文化があり、初対面であってもご飯や飲み物を分けてくれたり、家に招待してくれたりし、私は人見知りをするので、このテランガ文化にはとても助けられています。
 
【今後の活動】
現在は配属先である国立盲学校で活動を行っていますが、市内の一般校に通っている視覚障害者の子どもたちを対象とし、一般生徒と視覚障害を持った生徒を融合させた体育を展開していきたいと考えています。障害を持った人が暮らしやすい環境を作るためにも、障害者へのアプローチだけでなく、その周りにいる一般人へのアプローチも重要だと考えています。すでに、身近に視覚障害者が生活している一般校を対象に体育というツールを活用し、子どもたちや教員にどのような影響を与えることができるかを模索しながら今後の活動を行っていく予定です。


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