堀井外務副大臣の第9回アフリカの平和と安全に関するダカール国際フォーラムへの出席
令和5年11月27日


(1)11月27日、堀井副大臣は、第9回アフリカの平和と安全に関するダカール国際フォーラムに出席し、マッキー・サル・セネガル共和国大統領、モハメド・ウルド・ガズワニ・モーリタニア・イスラム共和国大統領、ジェラルド・マルティンス・ギニアビサウ共和国首相とともに開会式に参加してスピーチを行い、続くハイレベルパネルにおいて質疑応答に参加しました。
(2)堀井副大臣は、激動する国際情勢の中で、ロシアによるウクライナ侵略による食料・エネルギー価格の高騰や気候変動などの要因が、アフリカにおける社会の不安定性を助長し、テロや紛争の原因ともなっていることに触れつつ、サヘル地域情勢に対応するために、ECOWASを中心に一体となって問題に解決に向けて努力するアフリカの取組を後押しするとともに、サヘル地域とギニア湾沿岸諸国の安定化に貢献すべく、西アフリカ諸国と協力しつつ取り組んでいくことを表明しました。
また、国際社会におけるアフリカ諸国の役割が増大していることを踏まえ、日本が、国連安保理やG20など、様々な国際的な枠組におけるアフリカの代表性の向上を支持してきていることを紹介するとともに、本年のG7議長国、更に本年及び明年の国連安保理の非常任理事国として、アフリカ諸国の声に耳を傾けながら、アフリカと共に考え、より良い解決策を共創するパートナーとして取り組んでいくと呼びかけました。
更に、日本が1993年に立ち上げ本年30周年を迎えたアフリカ開発会議(TICAD)の取組を紹介し、来年東京で開催されるTICAD閣僚会合、そして2025年に横浜で開催するTICAD9を見据えつつ、人間の尊厳に基づく国際協力、若者を含む人への投資を始め長期的視野に立った日本らしいきめ細やかな取組などを通じて、アフリカの平和と安定の達成に向けたアフリカとの連携・協力を一層推進していくことを表明しました。
ダカール国際フォーラムにおける堀井副大臣のスピーチ
・英文
・和文仮訳
・仏文仮訳