メールマガジン2024年1月号
令和6年1月10日
【在セネガル日本大使館メールマガジン 2024/1/10 第20号】
◆ 目次 ◆
1 「伊澤修駐セネガル日本大使挨拶」
2 「大使館からのお知らせ」
3 「寄稿文」
4 「領事便り」
5 「政治・経済」
6 「広報・文化便り」
***********************
1 伊澤修駐セネガル日本大使挨拶
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
いよいよ2月に大統領選挙が行われます。10日現在、候補者の最終調整がおこなわれていて、20日に候補者が出そろって2月4日から選挙戦が始まります。選挙戦期間中、候補者は各地を訪れ自らの主張を訴えてまわりますが、時折複数の候補者が一つの街でバッティングし、支持者同士で小競り合いが起こると聞いています。独立以来平和的に政権交代がおこなわれてきたセネガルですので、選挙によって国内が混乱することは無いと思いますが、選挙戦が佳境に入ると緊張が高まっていきますので、ご留意ください。
選挙にも係わらず、年明けから日セネガル間の交流が活発化しています。
現在、ンジャイ・セネガル・オリンピック委員会委員長が2026年のセネガル・ユース・オリンピックの準備のために訪日しています。また、19日からは、カ経済大臣が訪日し、二国間の経済関係強化のために各界要路の方々とお会いになる予定です。学会では、友田関西医科大学前学長がダカール大学との医学分野の交流の強化のために近々セネガルを訪問します。セネガルからは、ンバイ・ダカール大学学長が京都大学の招待で2月の上旬に訪日します。
二国間の交流の促進に努めている本使としてはこのような動きは大変喜ばしく思います。今春に新政権が成立した後、新しい政府と協力してこれまで以上に交流の活性化を進めていきます。
現在、アフリカ・エコレース(12月30日~1月14日)が西アフリカで開催されています。詳しくは下記に記しますが、砂漠6500kmを約2週間かけて走破してラック・ローズにゴールする世界屈指の過酷なラリーです。日本からはラリー界のレジェンド菅原義正さんがスズキのジムニーで出場し、女性ライダー田中愛生さんが二輪部門で出場しているようです。完走でき、かつお二人の日程が許せば19日の賀詞交換会に来て頂き、敢闘を讃えたいと思います。
最後に、一つ皆様にお知らせがあります。
新しい試みとして、1月15日から2月16日の期間、公邸において、世界的に有名なテキスタイル・アーティストのアイサ・ディオン氏と、アーティストでありプロの空手家としても活動するンバイ・ババカール・ジュフ氏の協力で、日本の伝統芸能や職人技にインスピレーションを受け、作品の創作活動を行うセネガルはじめアフリカ人アーティスト5名の作品を展示します。今回の展示は、セネガル人アーティストの作品を通して日本の伝統文化の多様性の一面を知って頂くことが狙いです。セキュリティ上の理由で一般公開はできないのですが、賀詞交換会等の機会に是非ご鑑賞ください。
2 大使館からのお知らせ
○2024年1月、2月の休館日のお知らせ
1月1~3日 年始休暇
2月の祝日による休館日はなし。
○2024年の休館日のお知らせ
1月 1日(月) ◎元日
1月 2日(火) ◎年始休暇
1月 3日(水) ◎年始休暇
4月 1日(月) イースター翌月曜日
4月 4日(木) 独立記念日
4月 10日(水) ※ラマダン明け祭日
5月 1日(水) メーデー
5月 9日(木) キリスト昇天祭
5月 20日(月) 聖霊降臨祭翌月曜日
6月 17日(月) ※犠牲祭
7月 17日(水) ※イスラム新年
8月 15日(木) 聖母昇天祭
8月 23日(金) ※マガル
9月 17日(火) ※モハメッド誕生日
11月 1日(金) 万聖節
12月 25日(水) クリスマス
12月 30日(月) ◎年末休暇
12月 31日(火) ◎年末休暇
※:イスラム教の休日であり、年の途中で政府の決定によりこれらの休日がずれる場合には、右決定に従った日を休館日とする。また、年間休館日数が合計18日となるように調整する。
◎:我が国の行政機関の休日。
3 寄稿 ~須藤美千代 アフリカ経営高等研究センター(CESAG) 日本語教師~
セネガルでの日本語教育
現在、アフリカ経営高等研究センター(CESAG : le Centre Africain d'Études Supérieures en Gestion) で、日本語教師をしております、須藤美千代と申します。特に、今は「サトミ・プロジェクト」の授業を中心に行っています。
1)「サトミ・プロジェクト」
本プロジェクトは、上記CESAG、セネガル青少年・起業・雇用省、そして、日本で特定技能実習生を受け入れるLastre事業協同組合の協力により実施されます。「サトミ」は、Lastreの代表者のお名前です。CESAGで、約10カ月の日本語教育を受け、日本語能力試験(JLPT)のN4レベル合格を勝ち取り、その後、日本で就労することを目指します 。
応募者数約400名の中から、書類選考・面接で選ばれた22~35才までの、学生から働いている人も含む優秀な受講生たち、全80名のセネガルの青年たちへの日本語教育が、昨年11月29日より、いよいよ始まりました。
2)日本語教師になるきっかけ
以前は、コマツ・ダカールで、現地職員としてお世話になり、定年退職しました。ゆっくり・のんびりを楽しめたのは、最初の1カ月ぐらい。その後は、暇で、人生100年時代、これからの長い人生、しかもこのアフリカで、どうしようかと、ずいぶん前から考えてはいましたが、なかなか思いつかず・・・。 Youtuber ? Instagram ? どれも頻繁に配信するほど、ネタもありませんし・・・。そんな折、日本で就労を目指すセネガル人のために、日本語を教えてほしい、と連絡をいただきました。しかし、私は、大学では児童教育を専攻しており、日本語教育とはまったく無縁で、さらに、皆様ご承知の通り、日本語の文法とフランス語のそれとは、かなり異なるので、恥ずかしながら、面倒だという気持ちが強く、一度はお断りしました。しかし、ぜひ、と誘っていただき、せっかくいただいたチャンスだから、と、挑戦してみることにしました。実は、これが、私と「サトミ・プロジェクト」との最初のご縁です。今回のように、セネガル青少年・起業・雇用省と契約される以前のことです。
この時は、週2回1年間のプログラムで、生徒は10人ほど。その内3人は、本当にまじめで、1年間を通して、授業が始まる前に、必ず席についており、私もそのやる気に報いたいという一心で、いただいた教材のほかにも、Youtubeで、他の人の教え方を学んだり、イラストや寸劇にしたりと工夫しながら、より分かりやすく、生徒のモチベーションが上がるような授業を心掛け、無事に1年間の授業を終えました。
しかし、タイミング悪く、Covidで、セネガルから日本への入国に制限がかかっていたことと諸事情で、大変残念なことに、この第1期生が日本へ行くことは叶いませんでした。日本へ行けた前例がない以上、第2期生を始めることはできません。こうして、この時の「サトミ・プロジェクト」は、残念ながら自然消滅してしまいました。
2)CESAGとJLPT
その後、私は、縁あって、CESAGで、日本語教育に携わるようになりました。CESAGのドメインのついたメールアドレスを取得し、真っ先に、日本語能力試験(JLPT)を運営している国際交流基金と日本国際教育支援協会へ、ぜひ、セネガルでJLPTを実施してほしいという熱い「嘆願」メールを送りました。
特定技能実習生として日本で働く条件の1つに、JLPTテストのN4レベル合格があるからです。しかし、そもそもそのテストがセネガルで実施されていなければ、どんなに日本語教育しても、モチベーションが上がらないどころか、N4合格は不可能です。
CESAGに関わる以前にも、フリーメールで運営組織に連絡しましたが、案の状、返事がきませんでした。今回は、CESAGからの公式なメールです。幸い運営組織から、「在セネガル日本大使館から、こちらへ連絡を入れてくれるように、お伝えください」とすぐ返事をいただきました。その後、大使館のご尽力で、本年12月に、CESAGを会場として、JLPT試験がセネガルで実施される予定です。これで日本での就労の可能性へ向けて、1つ条件が整ったことは、本当にうれしいです。
3)再度「サトミ・プロジェクト」
上述した通り、セネガル青少年・起業・雇用省とCESAGの協力で、よりパワーアップした体制となって「サトミ・プロジェクト」が、セネガルに戻ってきました。
この間、私自身も、さまざまな動機・目的の生徒たちに、オンライン・対面で、教えてきました。このように経験から始まった私の日本語講師キャリア。日本語教師として、もっと実力をつけようと、昨年「420時間日本語教師養成講座」を受講し、無事修了。日本語教師として、パワーアップできたと自負しております。こうして、今回は、CESAGの日本語教師として、再度「サトミ・プロジェクト」に係われることに、強い縁を感じております。
4)受講生の様子と私の決意
CESAGでの授業は、1コマ3時間を週3回。マンガ、空手、柔道と日本文化に少なからずなじみのある人、全く日本に関心のなかった人、既に最小限の挨拶を勉強してきた人、昼働いている人、現役学生と各自の状況は様々ですが、みな意気揚々と勉強を始めました。
教材は、ひらがな・カタカナが読めることが前提となっているので、生徒は、まず、その習得と格闘しています。さらに、漢字、そして全く異なる語彙、文法等、特殊な言語的特徴を持つ日本語を、10カ月という短期間で、読んで、聞いて、理解できるようにならなければなりません。既にあきらめた人、そして、ウィティング・リストから這い上がった人もいます。N4合格は、そうたやすくありません。
某氏のごとく、「いつ勉強するの?いまでしょ!」と、生徒のモチベーションを上げつつ、セネガルの優秀な青年たちの未来を拓く第1歩、N4合格へ向けて、さらに教授方法を探求しつつ、さまざまに工夫しながら、より多くの生徒がきちんと結果をだせるよう、尽力してまいります。
最後に、「サトミ・プロジェクト」で、日本語を勉強している、というセネガル人と遭遇しましたら、ぜひ、練習相手になってあげてください。言葉は、日常生活の会話の中で、上達します。
先日も、CESAGでウォロフ語を学ぶJICAボランティアの方たちと、15分ほどでしたが、交流しました。双方、覚えたての言語で挨拶。短い会話ですが、今、自分が習ったことが、現実に通じることに、お互いとても興奮?していて、とても楽しそうで、なぜか会話が弾んでいました。
もっともっと勉強したいという好奇心を刺激できるいいチャンスとなるよう、クラスの外で、日本語を話す・聞く機会を作っていただくことを、皆様に切にお願いし、私の寄稿文をしめさせていただきます。ありがとうございました。
4 領事便り
<証明のオンライン申請及びクレジットカードによるオンライン決済の開始について>
〇1月29日から各種証明(一部の証明を除く)のオンライン申請の開始を予定しています。
〇申請にはオンライン在留届(ORRネット)に登録する必要があります。
〇クレジットカードによる円建てでのオンライン決済が可能となりますが、引き続き窓口での現金(現地通貨)による支払いも可能です。
〇詳細は以下URLの当館ホームページをご覧ください。
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01361.html
5 政治・経済
○日本企業連絡会の開催
12月7日、大使公邸にて日本企業関係者等との連絡会が開催され、日セネガル経済関係等について意見交換が行われました。会にはゲイ・セネガル全国経営者団体副会長とクンバ・ガウロ歌手が参加しました。
(当日の様子:https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01354.html)
○伊澤大使のアフリカビジネス協議会オンラインセミナーへの参加
12月12日、伊澤大使は、日本の外務省が主催したアフリカビジネス協議会(JBCA)投資環境改善ワーキンググループにオンライン参加し、セネガルの投資・ビジネス環境等を紹介し、出席した日本企業関係者に対してセネガルへの投資を働きかけました。
(当日の様子:
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02vi4ohzvVqjWRekwZsSm6fz3Kb4qPNXcY6pxo6wLrv1J9EJJp8tyUGfF7A9NKzMjDl&id=100078921276471)
○伊澤大使によるフォファナ商業・消費・中小企業大臣表敬
12月12日、伊澤大使は、フォファナ商業・消費・中小企業大臣と、2025年大阪・関西万博及び当地での日セネガル交流活動について意見交換しました。
(当日の様子:
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01357.html )
○伊澤大使によるABEイニシアチブ帰国報告会への出席
12月20日、伊澤大使は、ABEイニシアチブ帰国報告会に出席しました。2013年にTICAD5にて打ち上げられて以来、今日までにアフリカの若者1,641名(内セネガル75名)が本イニシアチブに参加しました。
(当日の様子:
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02EQKEpvhvzuezstsHzKtEtJWNqVo84C3wQVmfnm7cw5pqvkJeebSCrkyDS1Dnhy62l&id=100078921276471)
○伊澤大使とンバイ漁業・海洋経済大臣との会談
12月21日、伊澤大使はパパ・サグナ・ンバイ漁業・海洋経済大臣を公邸にお招きし、海洋分野における二国間協力について意見交換を行いました。
(当日の様子:
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid024pysq8ErQBX2HFArRHBzWM5F9jPouQUo16XMjCEKHJr6WFoDHV23tktSgrVM8FwLl&id=100078921276471)
○当館が所掌する4か国(セネガル、カーボベルデ、ガンビア、ギニアビサウ)の政治経済関連の一般情報は、毎月上旬に当館のHP「セネガル基礎情報」及び「新着情報」に「在セネガル大使館月例報告」として掲載しております。ご関心のある方は以下のリンクをご参照ください。
(参考)月例報告:https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01078.html
6 広報・文化便り
〇アフリカ・エコレースの開催(12月30日~1月14日)
アフリカ・エコレースは、2009 年より、パリ・ダカール・ラリーに代わり毎年開催されているラリーレイド大会です。モナコをスタートし、船での移動を経てモロッコ、モーリタニアを通過、セネガルのラック・ローズをゴールとしています。砂漠6500kmを約2週間かけて走破する、世界屈指の過酷なラリーです。日本からはラリー界のレジェンド菅原義正さんがスズキのジムニーで出場し、女性ライダー田中愛生さんが二輪部門で出場しているようです。
(アフリカ・エコレース公式サイト:https://www.africarace.com/en)
○日本人忘年会の開催
12月8日、日本人忘年会が開催され、たくさんの在留邦人が参加しました。多くの出し物があり、大盛況でした。
(当日の様子:
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02euFK4bvWBGSnBQAwkLtEF2RSiNQPrp3gXxRpcwkLWmdLutoVPXtH377QbDpNtnPgl&id=100078921276471)
○伊澤大使によるソウ文化・歴史遺産大臣の表敬
12月15日、伊澤大使は、ソウ文化・歴史遺産大臣と、第4回Matsuri(日本ポップカルチャー紹介イベント)はじめ協力の可能性について意見交換しました。
https://twitter.com/JapanEmbSenegal/status/1736726278907027793?s=20
○伊澤大使による「NISEN CO-LABS」主催のオンラインディスカッションへの出席
12月19日、伊澤大使は日セネガル友好団体「NISEN CO-LABS」主催のオンラインディスカッションに登壇し、両国の経済関係等に関して発言しました。
(当日の様子:https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid033XQZTf4eYCdpj16mzATopyqBGnJ3XRpFppaaUGYMNGx52RCitBku3LzrZrtn79LFl&id=100078921276471)
○伊澤大使の京都精華大学オンラインセミナーでの講演
1月19日、伊澤大使は京都精華大学主催の講座「グローバル化の中の日本語教育」で講演を行います。セネガル時間9:30-11:30(日本時間18:30-20:30)。ご関心のある方は、以下のリンクからお申し込みください。
(申し込み:https://caaccs.kyoto-seika.ac.jp/%e4%b8%80%e8%88%ac%e5%90%91%e3%81%91%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88/1-%e7%8f%be%e4%bb%a3%e3%82%a2%e3%83%95%e3%83%aa%e3%82%ab%e8%ac%9b%e5%ba%a7/)
○新年賀詞交換会の開催
1月19日、大使公邸にて新年賀詞交換会が開催されます。参加申し込みを完了した方はぜひお越しください。会の冒頭では、参加者全員で集合写真を撮る予定です。
○天皇誕生日レセプションの開催
2月1日、天皇誕生日レセプションが開催されます。招待状を受け取った方はぜひご参加ください。
○当館SNSでは、セネガルで開催されるイベントの告知や当館の活動報告を行っています。他にもたくさんのコンテンツがあるますので、ぜひ定期的にアクセスしてみてください。
TW:https://twitter.com/JapanEmbSenegal
FB:https://www.facebook.com/profile.php?id=100078921276471
Instagram:https://www.instagram.com/japanembsenegal/
○当館では、日本関連行事に関する情報を随時募集しております。皆様ご自身が実施される日本関連行事のほか、知り合いの方のご活動等についての情報を( mailmagazine-sn@dk.mofa.go.jp )までお知らせください。毎月末までに原稿をいただければ翌月のメールマガジンに掲載することができます。当館HPやSNSへの掲載は随時行います。
○当館のSNSアカウントは以下のとおりです。日・セネガル関係強化のため、是非ご関心のある投稿のRTやシェア等、皆さまのご協力をお願いいたします。
TW:https://twitter.com/JapanEmbSenegal
FB:https://www.facebook.com/profile.php?id=100078921276471
Instagram:https://www.instagram.com/japanembsenegal/
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[在セネガル日本大使館メールマガジン]
○本メールマガジンに関するご意見・ご要望は以下のメールアドレスあてに送信してください。新規配信登録のご希望もこちらまでお寄せください。
( mailmagazine-sn@dk.mofa.go.jp )
○参考ホームページ
首相官邸ホームページ ( www.kantei.go.jp )
外務省ホームページ ( www.mofa.go.jp/mofaj/ )
当館ホームページ ( https://www.sn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html )
当館Twitter ( https://twitter.com/JapanEmbSenegal )
当館Facebook ( https://www.facebook.com/profile.php?id=100078921276471 )
○発行:在セネガル日本大使館
Ambassade du Japon au Senegal
Boulevard Martin Luther King, Dakar, Senegal (B.P. 3140)
TEL :(+221)33.849.55.00
FAX :(+221) 33.849.55.55
◆ 目次 ◆
1 「伊澤修駐セネガル日本大使挨拶」
2 「大使館からのお知らせ」
3 「寄稿文」
4 「領事便り」
5 「政治・経済」
6 「広報・文化便り」
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1 伊澤修駐セネガル日本大使挨拶
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
いよいよ2月に大統領選挙が行われます。10日現在、候補者の最終調整がおこなわれていて、20日に候補者が出そろって2月4日から選挙戦が始まります。選挙戦期間中、候補者は各地を訪れ自らの主張を訴えてまわりますが、時折複数の候補者が一つの街でバッティングし、支持者同士で小競り合いが起こると聞いています。独立以来平和的に政権交代がおこなわれてきたセネガルですので、選挙によって国内が混乱することは無いと思いますが、選挙戦が佳境に入ると緊張が高まっていきますので、ご留意ください。
選挙にも係わらず、年明けから日セネガル間の交流が活発化しています。
現在、ンジャイ・セネガル・オリンピック委員会委員長が2026年のセネガル・ユース・オリンピックの準備のために訪日しています。また、19日からは、カ経済大臣が訪日し、二国間の経済関係強化のために各界要路の方々とお会いになる予定です。学会では、友田関西医科大学前学長がダカール大学との医学分野の交流の強化のために近々セネガルを訪問します。セネガルからは、ンバイ・ダカール大学学長が京都大学の招待で2月の上旬に訪日します。
二国間の交流の促進に努めている本使としてはこのような動きは大変喜ばしく思います。今春に新政権が成立した後、新しい政府と協力してこれまで以上に交流の活性化を進めていきます。
現在、アフリカ・エコレース(12月30日~1月14日)が西アフリカで開催されています。詳しくは下記に記しますが、砂漠6500kmを約2週間かけて走破してラック・ローズにゴールする世界屈指の過酷なラリーです。日本からはラリー界のレジェンド菅原義正さんがスズキのジムニーで出場し、女性ライダー田中愛生さんが二輪部門で出場しているようです。完走でき、かつお二人の日程が許せば19日の賀詞交換会に来て頂き、敢闘を讃えたいと思います。
最後に、一つ皆様にお知らせがあります。
新しい試みとして、1月15日から2月16日の期間、公邸において、世界的に有名なテキスタイル・アーティストのアイサ・ディオン氏と、アーティストでありプロの空手家としても活動するンバイ・ババカール・ジュフ氏の協力で、日本の伝統芸能や職人技にインスピレーションを受け、作品の創作活動を行うセネガルはじめアフリカ人アーティスト5名の作品を展示します。今回の展示は、セネガル人アーティストの作品を通して日本の伝統文化の多様性の一面を知って頂くことが狙いです。セキュリティ上の理由で一般公開はできないのですが、賀詞交換会等の機会に是非ご鑑賞ください。
2 大使館からのお知らせ
○2024年1月、2月の休館日のお知らせ
1月1~3日 年始休暇
2月の祝日による休館日はなし。
○2024年の休館日のお知らせ
1月 1日(月) ◎元日
1月 2日(火) ◎年始休暇
1月 3日(水) ◎年始休暇
4月 1日(月) イースター翌月曜日
4月 4日(木) 独立記念日
4月 10日(水) ※ラマダン明け祭日
5月 1日(水) メーデー
5月 9日(木) キリスト昇天祭
5月 20日(月) 聖霊降臨祭翌月曜日
6月 17日(月) ※犠牲祭
7月 17日(水) ※イスラム新年
8月 15日(木) 聖母昇天祭
8月 23日(金) ※マガル
9月 17日(火) ※モハメッド誕生日
11月 1日(金) 万聖節
12月 25日(水) クリスマス
12月 30日(月) ◎年末休暇
12月 31日(火) ◎年末休暇
※:イスラム教の休日であり、年の途中で政府の決定によりこれらの休日がずれる場合には、右決定に従った日を休館日とする。また、年間休館日数が合計18日となるように調整する。
◎:我が国の行政機関の休日。
3 寄稿 ~須藤美千代 アフリカ経営高等研究センター(CESAG) 日本語教師~
セネガルでの日本語教育
現在、アフリカ経営高等研究センター(CESAG : le Centre Africain d'Études Supérieures en Gestion) で、日本語教師をしております、須藤美千代と申します。特に、今は「サトミ・プロジェクト」の授業を中心に行っています。
1)「サトミ・プロジェクト」
本プロジェクトは、上記CESAG、セネガル青少年・起業・雇用省、そして、日本で特定技能実習生を受け入れるLastre事業協同組合の協力により実施されます。「サトミ」は、Lastreの代表者のお名前です。CESAGで、約10カ月の日本語教育を受け、日本語能力試験(JLPT)のN4レベル合格を勝ち取り、その後、日本で就労することを目指します 。
応募者数約400名の中から、書類選考・面接で選ばれた22~35才までの、学生から働いている人も含む優秀な受講生たち、全80名のセネガルの青年たちへの日本語教育が、昨年11月29日より、いよいよ始まりました。
2)日本語教師になるきっかけ
以前は、コマツ・ダカールで、現地職員としてお世話になり、定年退職しました。ゆっくり・のんびりを楽しめたのは、最初の1カ月ぐらい。その後は、暇で、人生100年時代、これからの長い人生、しかもこのアフリカで、どうしようかと、ずいぶん前から考えてはいましたが、なかなか思いつかず・・・。 Youtuber ? Instagram ? どれも頻繁に配信するほど、ネタもありませんし・・・。そんな折、日本で就労を目指すセネガル人のために、日本語を教えてほしい、と連絡をいただきました。しかし、私は、大学では児童教育を専攻しており、日本語教育とはまったく無縁で、さらに、皆様ご承知の通り、日本語の文法とフランス語のそれとは、かなり異なるので、恥ずかしながら、面倒だという気持ちが強く、一度はお断りしました。しかし、ぜひ、と誘っていただき、せっかくいただいたチャンスだから、と、挑戦してみることにしました。実は、これが、私と「サトミ・プロジェクト」との最初のご縁です。今回のように、セネガル青少年・起業・雇用省と契約される以前のことです。
この時は、週2回1年間のプログラムで、生徒は10人ほど。その内3人は、本当にまじめで、1年間を通して、授業が始まる前に、必ず席についており、私もそのやる気に報いたいという一心で、いただいた教材のほかにも、Youtubeで、他の人の教え方を学んだり、イラストや寸劇にしたりと工夫しながら、より分かりやすく、生徒のモチベーションが上がるような授業を心掛け、無事に1年間の授業を終えました。
しかし、タイミング悪く、Covidで、セネガルから日本への入国に制限がかかっていたことと諸事情で、大変残念なことに、この第1期生が日本へ行くことは叶いませんでした。日本へ行けた前例がない以上、第2期生を始めることはできません。こうして、この時の「サトミ・プロジェクト」は、残念ながら自然消滅してしまいました。
2)CESAGとJLPT
その後、私は、縁あって、CESAGで、日本語教育に携わるようになりました。CESAGのドメインのついたメールアドレスを取得し、真っ先に、日本語能力試験(JLPT)を運営している国際交流基金と日本国際教育支援協会へ、ぜひ、セネガルでJLPTを実施してほしいという熱い「嘆願」メールを送りました。
特定技能実習生として日本で働く条件の1つに、JLPTテストのN4レベル合格があるからです。しかし、そもそもそのテストがセネガルで実施されていなければ、どんなに日本語教育しても、モチベーションが上がらないどころか、N4合格は不可能です。
CESAGに関わる以前にも、フリーメールで運営組織に連絡しましたが、案の状、返事がきませんでした。今回は、CESAGからの公式なメールです。幸い運営組織から、「在セネガル日本大使館から、こちらへ連絡を入れてくれるように、お伝えください」とすぐ返事をいただきました。その後、大使館のご尽力で、本年12月に、CESAGを会場として、JLPT試験がセネガルで実施される予定です。これで日本での就労の可能性へ向けて、1つ条件が整ったことは、本当にうれしいです。
3)再度「サトミ・プロジェクト」
上述した通り、セネガル青少年・起業・雇用省とCESAGの協力で、よりパワーアップした体制となって「サトミ・プロジェクト」が、セネガルに戻ってきました。
この間、私自身も、さまざまな動機・目的の生徒たちに、オンライン・対面で、教えてきました。このように経験から始まった私の日本語講師キャリア。日本語教師として、もっと実力をつけようと、昨年「420時間日本語教師養成講座」を受講し、無事修了。日本語教師として、パワーアップできたと自負しております。こうして、今回は、CESAGの日本語教師として、再度「サトミ・プロジェクト」に係われることに、強い縁を感じております。
4)受講生の様子と私の決意
CESAGでの授業は、1コマ3時間を週3回。マンガ、空手、柔道と日本文化に少なからずなじみのある人、全く日本に関心のなかった人、既に最小限の挨拶を勉強してきた人、昼働いている人、現役学生と各自の状況は様々ですが、みな意気揚々と勉強を始めました。
教材は、ひらがな・カタカナが読めることが前提となっているので、生徒は、まず、その習得と格闘しています。さらに、漢字、そして全く異なる語彙、文法等、特殊な言語的特徴を持つ日本語を、10カ月という短期間で、読んで、聞いて、理解できるようにならなければなりません。既にあきらめた人、そして、ウィティング・リストから這い上がった人もいます。N4合格は、そうたやすくありません。
某氏のごとく、「いつ勉強するの?いまでしょ!」と、生徒のモチベーションを上げつつ、セネガルの優秀な青年たちの未来を拓く第1歩、N4合格へ向けて、さらに教授方法を探求しつつ、さまざまに工夫しながら、より多くの生徒がきちんと結果をだせるよう、尽力してまいります。
最後に、「サトミ・プロジェクト」で、日本語を勉強している、というセネガル人と遭遇しましたら、ぜひ、練習相手になってあげてください。言葉は、日常生活の会話の中で、上達します。
先日も、CESAGでウォロフ語を学ぶJICAボランティアの方たちと、15分ほどでしたが、交流しました。双方、覚えたての言語で挨拶。短い会話ですが、今、自分が習ったことが、現実に通じることに、お互いとても興奮?していて、とても楽しそうで、なぜか会話が弾んでいました。
もっともっと勉強したいという好奇心を刺激できるいいチャンスとなるよう、クラスの外で、日本語を話す・聞く機会を作っていただくことを、皆様に切にお願いし、私の寄稿文をしめさせていただきます。ありがとうございました。
4 領事便り
<証明のオンライン申請及びクレジットカードによるオンライン決済の開始について>
〇1月29日から各種証明(一部の証明を除く)のオンライン申請の開始を予定しています。
〇申請にはオンライン在留届(ORRネット)に登録する必要があります。
〇クレジットカードによる円建てでのオンライン決済が可能となりますが、引き続き窓口での現金(現地通貨)による支払いも可能です。
〇詳細は以下URLの当館ホームページをご覧ください。
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01361.html
5 政治・経済
○日本企業連絡会の開催
12月7日、大使公邸にて日本企業関係者等との連絡会が開催され、日セネガル経済関係等について意見交換が行われました。会にはゲイ・セネガル全国経営者団体副会長とクンバ・ガウロ歌手が参加しました。
(当日の様子:https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01354.html)
○伊澤大使のアフリカビジネス協議会オンラインセミナーへの参加
12月12日、伊澤大使は、日本の外務省が主催したアフリカビジネス協議会(JBCA)投資環境改善ワーキンググループにオンライン参加し、セネガルの投資・ビジネス環境等を紹介し、出席した日本企業関係者に対してセネガルへの投資を働きかけました。
(当日の様子:
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02vi4ohzvVqjWRekwZsSm6fz3Kb4qPNXcY6pxo6wLrv1J9EJJp8tyUGfF7A9NKzMjDl&id=100078921276471)
○伊澤大使によるフォファナ商業・消費・中小企業大臣表敬
12月12日、伊澤大使は、フォファナ商業・消費・中小企業大臣と、2025年大阪・関西万博及び当地での日セネガル交流活動について意見交換しました。
(当日の様子:
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01357.html )
○伊澤大使によるABEイニシアチブ帰国報告会への出席
12月20日、伊澤大使は、ABEイニシアチブ帰国報告会に出席しました。2013年にTICAD5にて打ち上げられて以来、今日までにアフリカの若者1,641名(内セネガル75名)が本イニシアチブに参加しました。
(当日の様子:
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02EQKEpvhvzuezstsHzKtEtJWNqVo84C3wQVmfnm7cw5pqvkJeebSCrkyDS1Dnhy62l&id=100078921276471)
○伊澤大使とンバイ漁業・海洋経済大臣との会談
12月21日、伊澤大使はパパ・サグナ・ンバイ漁業・海洋経済大臣を公邸にお招きし、海洋分野における二国間協力について意見交換を行いました。
(当日の様子:
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid024pysq8ErQBX2HFArRHBzWM5F9jPouQUo16XMjCEKHJr6WFoDHV23tktSgrVM8FwLl&id=100078921276471)
○当館が所掌する4か国(セネガル、カーボベルデ、ガンビア、ギニアビサウ)の政治経済関連の一般情報は、毎月上旬に当館のHP「セネガル基礎情報」及び「新着情報」に「在セネガル大使館月例報告」として掲載しております。ご関心のある方は以下のリンクをご参照ください。
(参考)月例報告:https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01078.html
6 広報・文化便り
〇アフリカ・エコレースの開催(12月30日~1月14日)
アフリカ・エコレースは、2009 年より、パリ・ダカール・ラリーに代わり毎年開催されているラリーレイド大会です。モナコをスタートし、船での移動を経てモロッコ、モーリタニアを通過、セネガルのラック・ローズをゴールとしています。砂漠6500kmを約2週間かけて走破する、世界屈指の過酷なラリーです。日本からはラリー界のレジェンド菅原義正さんがスズキのジムニーで出場し、女性ライダー田中愛生さんが二輪部門で出場しているようです。
(アフリカ・エコレース公式サイト:https://www.africarace.com/en)
○日本人忘年会の開催
12月8日、日本人忘年会が開催され、たくさんの在留邦人が参加しました。多くの出し物があり、大盛況でした。
(当日の様子:
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid02euFK4bvWBGSnBQAwkLtEF2RSiNQPrp3gXxRpcwkLWmdLutoVPXtH377QbDpNtnPgl&id=100078921276471)
○伊澤大使によるソウ文化・歴史遺産大臣の表敬
12月15日、伊澤大使は、ソウ文化・歴史遺産大臣と、第4回Matsuri(日本ポップカルチャー紹介イベント)はじめ協力の可能性について意見交換しました。
https://twitter.com/JapanEmbSenegal/status/1736726278907027793?s=20
○伊澤大使による「NISEN CO-LABS」主催のオンラインディスカッションへの出席
12月19日、伊澤大使は日セネガル友好団体「NISEN CO-LABS」主催のオンラインディスカッションに登壇し、両国の経済関係等に関して発言しました。
(当日の様子:https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid033XQZTf4eYCdpj16mzATopyqBGnJ3XRpFppaaUGYMNGx52RCitBku3LzrZrtn79LFl&id=100078921276471)
○伊澤大使の京都精華大学オンラインセミナーでの講演
1月19日、伊澤大使は京都精華大学主催の講座「グローバル化の中の日本語教育」で講演を行います。セネガル時間9:30-11:30(日本時間18:30-20:30)。ご関心のある方は、以下のリンクからお申し込みください。
(申し込み:https://caaccs.kyoto-seika.ac.jp/%e4%b8%80%e8%88%ac%e5%90%91%e3%81%91%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88/1-%e7%8f%be%e4%bb%a3%e3%82%a2%e3%83%95%e3%83%aa%e3%82%ab%e8%ac%9b%e5%ba%a7/)
○新年賀詞交換会の開催
1月19日、大使公邸にて新年賀詞交換会が開催されます。参加申し込みを完了した方はぜひお越しください。会の冒頭では、参加者全員で集合写真を撮る予定です。
○天皇誕生日レセプションの開催
2月1日、天皇誕生日レセプションが開催されます。招待状を受け取った方はぜひご参加ください。
○当館SNSでは、セネガルで開催されるイベントの告知や当館の活動報告を行っています。他にもたくさんのコンテンツがあるますので、ぜひ定期的にアクセスしてみてください。
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○当館では、日本関連行事に関する情報を随時募集しております。皆様ご自身が実施される日本関連行事のほか、知り合いの方のご活動等についての情報を( mailmagazine-sn@dk.mofa.go.jp )までお知らせください。毎月末までに原稿をいただければ翌月のメールマガジンに掲載することができます。当館HPやSNSへの掲載は随時行います。
○当館のSNSアカウントは以下のとおりです。日・セネガル関係強化のため、是非ご関心のある投稿のRTやシェア等、皆さまのご協力をお願いいたします。
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[在セネガル日本大使館メールマガジン]
○本メールマガジンに関するご意見・ご要望は以下のメールアドレスあてに送信してください。新規配信登録のご希望もこちらまでお寄せください。
( mailmagazine-sn@dk.mofa.go.jp )
○参考ホームページ
首相官邸ホームページ ( www.kantei.go.jp )
外務省ホームページ ( www.mofa.go.jp/mofaj/ )
当館ホームページ ( https://www.sn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html )
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○発行:在セネガル日本大使館
Ambassade du Japon au Senegal
Boulevard Martin Luther King, Dakar, Senegal (B.P. 3140)
TEL :(+221)33.849.55.00
FAX :(+221) 33.849.55.55