メールマガジン2025年12月号
令和7年12月5日
【在セネガル日本大使館メールマガジン 2025/12/5 第43号】
◆ 目次 ◆
1 「赤松武駐セネガル日本大使挨拶」
2 「大使館からのお知らせ」
3 「領事便り」
4 「大使館の活動報告」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
1 赤松武駐セネガル日本大使挨拶
在セネガル日本国大使館のメルマガをお読みいただいているみなさまへ、
すっかりご無沙汰しております。長かった休暇も終わりダカールに戻る途次、ドゴール空港でこれを書いています・・・と書き始める予定だったこのメルマガ、すっかりわすれてダカールに戻ってきました。久しぶりのダカールは、気温も下がり過ごしやすくなってきたものの、この季節特有の大気汚染が悪化しつつあって事務所の窓から見える海も白くもやっています。
お陰様で休暇中はあまり仕事の事を考えることなく、のんびり日本の秋を満喫させていただきました。とはいえ10月号メルマガでも取り上げた「2025年JICA高専オープンイノベーション」のご縁で同プログラムを事務局として支える長岡技術科学大学にお邪魔して、学生さんたちにお話する機会をいただいたのは大変良い経験になりました。
その間、11月24日には京都大学から高橋基樹教授にお越しいただき、ダカール大学（UCAD）でJICAの協力事業を広く紹介するJICAチェアが開催され、活発な意見交換が行われたと伺っています。高橋先生にはこれまで何度かお目にかかったことはあるのですが、当地でお迎えできなかったのは少し残念でした。また少し前後しますが、7月に引き渡し式を行ったコマツ製の地雷除去機材が活動地のカザマンス州に到着、あわせて来年から地雷除去にかかるセネガル関係者の能力強化に取り組むJMAS（日本地雷処理を支援する会）の方々も事前調整のために当地にお越しになられました。機材供与にとどまらず人材育成を行うのは日本の協力の特徴であり強みでもあります。当地外交団からの注目も高く、事業の速やかな進展に期待をしているところです。
さて、兼轄国であるギニアビサウでの大統領選挙を巡る一連のドラマチックな動きは日本でも報道されましたので、ご覧になった方も多いかもしれません。23日に投票が行われた大統領選挙、事前には現職のエンバロ大統領が結局は勝利し大きな混乱はないだろう、との見方もありましたが、投票日が近づくにつれ野党候補が優勢であるとの声も聞こえてきました。もちろん、日本と違って事前の世論調査も出口調査も行われませんから、確たる予想を立てるのは困難なのですが、投票自体は大きな混乱もなく終了し安堵したものの、突然軍によるクーデター騒ぎとなったのには驚かされました。エンバロ大統領、野党のディアス候補他が拘束され、その様子をエンバロ大統領自らがメディアに公表するといった「奇妙な」クーデターには各国とも関心が高く、特にエンバロ大統領がダカールに短時間滞在した後コンゴ共和国、さらにはモロッコに身柄をよせるなど、本件は現在進行中です。
もとよりクーデターのみならず治安状況が混乱する際に大使館として一番気になるのが邦人の安全確保です。これは着任時の「ご挨拶」でも述べたとおりです。隣の国とはいえ、なかなか様子がわからない中、とりあえずギニアビサウ滞在中の邦人の方の安全が確認されたときにはホッとしました。また直接関係はありませんが、大使館から随時お知らせしています通り、ダカールでも一時ダカール大学の学生が投石を行うなど治安の乱れが報告されています。年末年始にかけて一時帰国されたり旅行に出かけたりされる方も多いと思いますが、まずは安全第一で行動されますようお願いいたします。何かあればいつでも大使館窓口までご連絡ください
アフリカから離れてしまいますが、11月26日には前任地モントリオール所在の国際民間航空機関（ICAO）のトップである理事会議長を決める選挙がありました。後任の大沼大使がエジプト民間航空大臣との一騎打ちを制してアジアから初めてのICAO理事会議長に選出されました。赴任前からいろいろやっていた仕事が無事Happy Endをむかえ、ようやく仕事に一区切りつけられたような気がしました。
これから年末年始の休暇シーズンに入ります。日本で、旅行先で過ごされる方、そして今年はセネガルで年越しをされる方と様々かと思いますが、本年一年間大変お疲れ様でした。また、当館のメルマガをお読みくださり、安全対策をはじめ各種行事に参加いただくなど、当大使館の活動にご理解とご支援をいただき誠にありがとうございました。
皆様健やかに良い年をお迎えください。また来年お目にかかります。
赤松 武
2 大使館からのお知らせ
○2025年12月の休館日のお知らせ
12月25日 クリスマス
12月29日 ◎年末休暇
12月30日 ◎年末休暇
12月31日 ◎年末休暇
◎我が国の行政機関の休日
○2026年の休館日のお知らせ
週休日（土曜日、日曜日）
月 日（曜日） 休日の名称
1月 1日（木） ◎元日
1月 2日（金） ◎年始休暇
2月 23日（月） ◎天皇誕生日
3月 20日（金） ※ラマダン明け祭日
4月 6日（月） イースター翌月曜日
5月 1日（金） メーデー
5月 14日（木） キリスト昇天祭
5月 25日（月） 聖霊降臨祭
5月 27日（水） ※犠牲祭
6月 26日（金） ※イスラム新年
7月 20日（月） ◎海の日
8月 3日（月） ※マガル
8月 26日（水） ※モハメッド誕生日
9月 21日（月） ◎敬老の日
9月 23日（水） ◎秋分の日
10月12日（月） ◎スポーツの日
11月23日（月） ◎勤労感謝の日
12月25日（金） クリスマス
12月29日（火） ◎年末休暇
12月30日（水） ◎年末休暇
12月31日（木） ◎年末休暇
合計21日
※：イスラム教の休日であり、年の途中で政府の決定によりこれらの休日がずれる場合には、右決定に従った日を休館日とする。また、年間休館日数が合計21日となるように調整する。
◎：我が国の行政機関の休日。
○感染症情報（リフトバレー熱、エムポックス）
現在、セネガルではリフトバレー熱、エムポックスが流行しています。現状や予防法についてこちらに掲載しておりますので、予防に努めるようお願いいたします。
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01242.html
3 領事便り
○年末年始の犯罪に対する注意喚起について
クリスマスや年末年始の繁忙期は、街も賑やかになる一方、犯罪も増加傾向にあります。特に、2人乗りバイクによるひったくり、各種イベント等での人混みや乗り合いバス内でのスリには引き続き十分注意が必要です。また、長期休暇等により御自宅を不在にされる場合は、施錠は確実に実施し、不用意に不在とすることを他人に洩らすことのない様、十分御注意をお願いいたします。
○システムメンテナンスの影響によるオンライン申請の停止等について
以下の期間で、戸籍情報関連システムメンテナンスを予定しています。
戸籍情報連携関連システムの定期メンテナンス期間（全て日本時間）
（1）12月5日（金）9：00 ～ 12月 7日（日）15：00
（2）12月12日（金）9：00 ～ 12月14日（日）15：00
同メンテナンスに伴い、以下オンライン申請への影響があるところ、御確認をよろしくお願いいたします。
（1）旅券事務
上記システムの定期メンテナンス期間中、パスポートのオンライン申請の利用も不可となります（補足：オンライン在留届（ORRネット）にログイン後、パスポートのオンライン申請ボタンを押下すると、エラー画面が表示されます）。
（2）証明事務
同期間中、証明のオンライン申請は可能ですが、当館での戸籍電子証明書提供用識別符号の連携確認、交付作業は復旧後となります（同符号の窓口提出を行った場合の即日発給は不可となります）。
4 大使館の活動報告
○八田臨時代理大使によるJICAチェアへの出席
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01815.html
○令和7年秋の外国人勲章：アシュワック・ヨニス元在セネガル日本大使館職員による瑞宝双光章受章
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01809.html
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［在セネガル日本大使館メールマガジン］
○本メールマガジンに関する御意見・御要望は以下のメールアドレスあてに送信してください。新規配信登録の御希望もこちらまでお寄せください。
（ mailmagazine-sn@dk.mofa.go.jp ）
○発行：在セネガル日本大使館
Ambassade du Japon au Senegal
Boulevard Martin Luther King, Dakar, Senegal （B.P. 3140)
TEL :（+221）33.849.55.00
FAX :（+221） 33.849.55.55
X：https://twitter.com/JapanEmbSenegal
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Instagram：https://www.instagram.com/japanembsenegal/
◆ 目次 ◆
1 「赤松武駐セネガル日本大使挨拶」
2 「大使館からのお知らせ」
3 「領事便り」
4 「大使館の活動報告」
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1 赤松武駐セネガル日本大使挨拶
在セネガル日本国大使館のメルマガをお読みいただいているみなさまへ、
すっかりご無沙汰しております。長かった休暇も終わりダカールに戻る途次、ドゴール空港でこれを書いています・・・と書き始める予定だったこのメルマガ、すっかりわすれてダカールに戻ってきました。久しぶりのダカールは、気温も下がり過ごしやすくなってきたものの、この季節特有の大気汚染が悪化しつつあって事務所の窓から見える海も白くもやっています。
お陰様で休暇中はあまり仕事の事を考えることなく、のんびり日本の秋を満喫させていただきました。とはいえ10月号メルマガでも取り上げた「2025年JICA高専オープンイノベーション」のご縁で同プログラムを事務局として支える長岡技術科学大学にお邪魔して、学生さんたちにお話する機会をいただいたのは大変良い経験になりました。
その間、11月24日には京都大学から高橋基樹教授にお越しいただき、ダカール大学（UCAD）でJICAの協力事業を広く紹介するJICAチェアが開催され、活発な意見交換が行われたと伺っています。高橋先生にはこれまで何度かお目にかかったことはあるのですが、当地でお迎えできなかったのは少し残念でした。また少し前後しますが、7月に引き渡し式を行ったコマツ製の地雷除去機材が活動地のカザマンス州に到着、あわせて来年から地雷除去にかかるセネガル関係者の能力強化に取り組むJMAS（日本地雷処理を支援する会）の方々も事前調整のために当地にお越しになられました。機材供与にとどまらず人材育成を行うのは日本の協力の特徴であり強みでもあります。当地外交団からの注目も高く、事業の速やかな進展に期待をしているところです。
さて、兼轄国であるギニアビサウでの大統領選挙を巡る一連のドラマチックな動きは日本でも報道されましたので、ご覧になった方も多いかもしれません。23日に投票が行われた大統領選挙、事前には現職のエンバロ大統領が結局は勝利し大きな混乱はないだろう、との見方もありましたが、投票日が近づくにつれ野党候補が優勢であるとの声も聞こえてきました。もちろん、日本と違って事前の世論調査も出口調査も行われませんから、確たる予想を立てるのは困難なのですが、投票自体は大きな混乱もなく終了し安堵したものの、突然軍によるクーデター騒ぎとなったのには驚かされました。エンバロ大統領、野党のディアス候補他が拘束され、その様子をエンバロ大統領自らがメディアに公表するといった「奇妙な」クーデターには各国とも関心が高く、特にエンバロ大統領がダカールに短時間滞在した後コンゴ共和国、さらにはモロッコに身柄をよせるなど、本件は現在進行中です。
もとよりクーデターのみならず治安状況が混乱する際に大使館として一番気になるのが邦人の安全確保です。これは着任時の「ご挨拶」でも述べたとおりです。隣の国とはいえ、なかなか様子がわからない中、とりあえずギニアビサウ滞在中の邦人の方の安全が確認されたときにはホッとしました。また直接関係はありませんが、大使館から随時お知らせしています通り、ダカールでも一時ダカール大学の学生が投石を行うなど治安の乱れが報告されています。年末年始にかけて一時帰国されたり旅行に出かけたりされる方も多いと思いますが、まずは安全第一で行動されますようお願いいたします。何かあればいつでも大使館窓口までご連絡ください
アフリカから離れてしまいますが、11月26日には前任地モントリオール所在の国際民間航空機関（ICAO）のトップである理事会議長を決める選挙がありました。後任の大沼大使がエジプト民間航空大臣との一騎打ちを制してアジアから初めてのICAO理事会議長に選出されました。赴任前からいろいろやっていた仕事が無事Happy Endをむかえ、ようやく仕事に一区切りつけられたような気がしました。
これから年末年始の休暇シーズンに入ります。日本で、旅行先で過ごされる方、そして今年はセネガルで年越しをされる方と様々かと思いますが、本年一年間大変お疲れ様でした。また、当館のメルマガをお読みくださり、安全対策をはじめ各種行事に参加いただくなど、当大使館の活動にご理解とご支援をいただき誠にありがとうございました。
皆様健やかに良い年をお迎えください。また来年お目にかかります。
赤松 武
2 大使館からのお知らせ
○2025年12月の休館日のお知らせ
12月25日 クリスマス
12月29日 ◎年末休暇
12月30日 ◎年末休暇
12月31日 ◎年末休暇
◎我が国の行政機関の休日
○2026年の休館日のお知らせ
週休日（土曜日、日曜日）
月 日（曜日） 休日の名称
1月 1日（木） ◎元日
1月 2日（金） ◎年始休暇
2月 23日（月） ◎天皇誕生日
3月 20日（金） ※ラマダン明け祭日
4月 6日（月） イースター翌月曜日
5月 1日（金） メーデー
5月 14日（木） キリスト昇天祭
5月 25日（月） 聖霊降臨祭
5月 27日（水） ※犠牲祭
6月 26日（金） ※イスラム新年
7月 20日（月） ◎海の日
8月 3日（月） ※マガル
8月 26日（水） ※モハメッド誕生日
9月 21日（月） ◎敬老の日
9月 23日（水） ◎秋分の日
10月12日（月） ◎スポーツの日
11月23日（月） ◎勤労感謝の日
12月25日（金） クリスマス
12月29日（火） ◎年末休暇
12月30日（水） ◎年末休暇
12月31日（木） ◎年末休暇
合計21日
※：イスラム教の休日であり、年の途中で政府の決定によりこれらの休日がずれる場合には、右決定に従った日を休館日とする。また、年間休館日数が合計21日となるように調整する。
◎：我が国の行政機関の休日。
○感染症情報（リフトバレー熱、エムポックス）
現在、セネガルではリフトバレー熱、エムポックスが流行しています。現状や予防法についてこちらに掲載しておりますので、予防に努めるようお願いいたします。
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01242.html
3 領事便り
○年末年始の犯罪に対する注意喚起について
クリスマスや年末年始の繁忙期は、街も賑やかになる一方、犯罪も増加傾向にあります。特に、2人乗りバイクによるひったくり、各種イベント等での人混みや乗り合いバス内でのスリには引き続き十分注意が必要です。また、長期休暇等により御自宅を不在にされる場合は、施錠は確実に実施し、不用意に不在とすることを他人に洩らすことのない様、十分御注意をお願いいたします。
○システムメンテナンスの影響によるオンライン申請の停止等について
以下の期間で、戸籍情報関連システムメンテナンスを予定しています。
戸籍情報連携関連システムの定期メンテナンス期間（全て日本時間）
（1）12月5日（金）9：00 ～ 12月 7日（日）15：00
（2）12月12日（金）9：00 ～ 12月14日（日）15：00
同メンテナンスに伴い、以下オンライン申請への影響があるところ、御確認をよろしくお願いいたします。
（1）旅券事務
上記システムの定期メンテナンス期間中、パスポートのオンライン申請の利用も不可となります（補足：オンライン在留届（ORRネット）にログイン後、パスポートのオンライン申請ボタンを押下すると、エラー画面が表示されます）。
（2）証明事務
同期間中、証明のオンライン申請は可能ですが、当館での戸籍電子証明書提供用識別符号の連携確認、交付作業は復旧後となります（同符号の窓口提出を行った場合の即日発給は不可となります）。
4 大使館の活動報告
○八田臨時代理大使によるJICAチェアへの出席
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01815.html
○令和7年秋の外国人勲章：アシュワック・ヨニス元在セネガル日本大使館職員による瑞宝双光章受章
https://www.sn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_01809.html
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