平成26年度対カーボヴェルデ草の根・人間の安全保障無償資金協力「サント・アンタオ島ポルト・ノヴォの女性のためのセンター改修計画」引渡式(2016年7月3日)
2016年7月3日,サント・アンタオ島ポルト・ノヴォ市において,平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力により改修された女性のためのセンターの引渡式が開催されました。本式典には北原隆大使,ポルト・ノヴォ市長,カーボヴェルデ女性協会代表が出席し,同市長より日本がこれまでに行ってきた同国のインフラ整備支援や同島の零細漁業支援に対し,感謝の意が述べられました。
今回,日本から74,184ユーロの支援を受けて改修されたこのセンターは,カーボヴェルデ女性協会により1980年代に建てられたものです。以来,当センターは託児所の運営やマイクロクレジットなどの活動を通じ,島の女性の社会進出をサポートしてきました。しかし近年は施設の老朽化が進み,安全性,快適性などの面で様々な支障をきたすようになっていました。この度,機能も広さも一新された施設で,カーボヴェルデ女性協会は従来の活動に加え,新たに職業訓練を始めとする各種研修を開始する予定です。
- 「サント・アンタオ島女性のためのセンター改修計画」
供与限度額 : 74,184ユーロ (9,495,552円)
実施団体 : カーボヴェルデ女性協会
事業内容 : サント・アンタオ島のポルト・ノヴォ市においてカーボヴェルデ女性協会の所有施設を改修し,施設内に設置された託児所に通う地域の子供たちのための国語教育,また,女性のための職業訓練や女性の地位促進のためのセミナー及び研修を行えるようにする。


