北原大使によるセネガル・日本職業訓練センター(CFPT)訪問

2014年1月22日,北原大使は,着任後初めてセネガル・日本職業訓練センター(CFPT)を視察しました。同視察ではゲイ校長を表敬し,生徒から温かい出迎えを受けるとともに,学生との意見交換を行いました。そして,北原大使から学生に対して,CFPTで得た知見を活かして自国の産業技術の発展に貢献し,経済発展の牽引力となるよう激励しました。

1984年に我が国の援助で設立されたCFPTは,セネガルにおける経済開発,高度化する産業技術に対応できる技術者の育成を目的としています。これまでに約2,300名の卒業生(内,留学生10%)を輩出しており,就職率は8割以上にのぼります。

また,CFPTでは1999年から各国研修生が自分達で生徒達に教えることができるように,職業訓練指導員を対象とした第三国研修を開始し,これまでに計15か国から累計288名が参加しています。

現在では,セネガルのみならず仏語圏西・中部アフリカ域内の職業訓練指導員,専門家を育成する「人造り」の拠点となっています。

実習室を視察し,生徒及び担当教官と意見交換を行う北原大使(写真上)
平成22年度対セネガル無償資金協力「職業訓練機能強化計画(10.74億円)」により新設された重機保守科の生徒と意見交換を行う北原大使(写真下)