カオラック中央魚市場建設計画フォローアップ協力による供与機材の引渡式

2014年1月28日,カオラック市内のカオラック中央魚市場にて,2001年度の我が国無償資金協力により整備された同魚市場に対するフォローアップ協力(2013年度:4,500万円)にて修理・修復された魚市場の製氷・冷蔵施設等や新たに供与された魚箱655台,魚販売台330台等の引渡式が行われ,セネガル政府からアイダール漁業・海事大臣,日本政府を代表して北原大使,加藤JICA所長が出席しました。

式典にて,アイダール大臣は,我が国の長年かつ多岐にわたる対セネガル支援に感謝の意を表し,日本・セネガル間の緊密かつ多様な二国間関係を祝福しました。また,アイダール大臣は,本市場が漁獲物の損失減少・収益改善や食糧安全保障上の弱者を助けることに繋がり,さらには,卸売業者や仲買人,零細漁業者である女性の労働条件改善に貢献するものであると高く評価しました。

 

 

 

 

 

 

カオラック中央魚市場(石碑には,日本の協力によって建設され,2003年に開所したことが明記されている)

 

 

 

 

 

 

 

両国の友好関係のさらなる発展、そして水産資源の持続的利用の重要性を訴える北原大使

 

 

 

 

 

 

 

新たに供与された魚箱を前に喜び合う北原大使(中央右)とアイダール大臣(中央左)

 

 

 

 

 

 

 

式典には日頃魚市場で働く多くの女性たちが出席した

 

【プロジェクト基礎情報】
・案件名:平成13年度無償資金協力「カオラック中央魚市場建設計画(7.12億円)」に対するフォローアップ協力(注1)

注1(フォローアップ協力): 我が国が実施した協力に関し,途上国側による努力・工夫にも関わらず,外部要因等により維持管理及び自立発展の実現が困難な事態が発生した場合,協力の効果を持続させるために必要に応じて調査,資機材の調達,修理班の派遣,応急対策工事等を行っています。

・供与額:4,500万円