平成24年度対セネガル草の根・人間の安全保障無償資金協力「ルーガ州学校給食用施設建設計画」引渡式

2014年3月7日、セネガル共和国ルーガ州ケベメール県にあるキィール・ディオム小学校において、平成24年度対セネガル草の根・人間の安全保障無償資金協力「ルーガ州学校給食用施設建設計画」(供与額9,999,584円)の引渡式が開催され、トゥーレ教育省学校給食局長、被供与団体であるルーガ州教育委員会ジュフ代表代理及び各学校関係者、ブルワーWFP(国連世界食糧計画)セネガル国事務所長と当館久保参事官、柴田JICA次長が出席しました。

セネガル教育省を始め各地方教育委員会は、国内の教育環境の改善の一環として学童の食糧安全の強化を目指し、小学校の生徒に給食を提供する「学校給食プログラム」を各地で実施しています。周期的に食糧危機を引き起こしているルーガ州にとって、子ども達の適切な栄養源となる給食支援は重要な課題となっています。

本案件ではルーガ県の小学校各8校に学校給食用施設(食料倉庫、食堂、調理場)を1棟ずつ建設し、鍋や食器等の給食用器具を供与することで、全学童に給食が提供できる環境を整備しました。更に、セネガル政府を支援するWFPによる各学校への食糧配給と青年海外協力隊による「学校給食プログラム」の運営支援により本案件との相乗効果が期待されます。

盛大に執り行われた引渡式において、トゥーレ教育省学校給食局長はセネガル政府を代表して日本への深い感謝の意を表明すると共に、「学校給食プログラム」の普及と持続を目指すセネガル政府にとって本案件は一つの指針となるであろうと述べました。

 

 

 

 

 

 

完成した学校給食用施設

 

 

 

 

 

 

 

引渡式終了後、小学生に囲まれるルーガ州教育委員会バティリー氏、ルーガ州教育視学官代表ティン氏、ブルワーWFPセネガル事務所長、トゥーレ教育省学校給食局長、当館久保参事官、柴田JICA次長