平成25年度コミュニティ開発支援無償「ダカール州郊外中学校建設計画」及び同「ファティック教員養成学校建設計画」にかかる交換公文署名式

2014年3月25日,経済・財政省において,平成25年度コミュニティ開発支援無償「ダカール州郊外中学校建設計画(12.9億円)」及び同「ファテッィク州教員研修センター整備計画(6.42億円)」にかかる交換公文の署名式が行われ,バー経済・財政大臣,チャム国民教育大臣と北原大使及び加藤JICA所長が出席しました。

「ダカール州郊外中学校建設計画」では,人口の集中するダカール州郊外の中学校27校にて187教室を建設します。我が国は,セネガルにおける基礎教育分野の支援を重視しており,1991年から学校教室の建設を開始しています。本計画で建設する187教室と,現在,ダカール,ティエス,ルーガ,カオラックの4州の小中学校51校において建設している小学校教室計502教室及び過去に建設した教室とを合わせると計2,563教室を建設したことになります。

「ファテッィク州教員研修センター整備計画」では既存の研修センターにおいて建物を新設し,機材を整備することで,研修センターの能力を向上させ,新人や現職の教員に向けた研修を強化することを目的としています。本計画は,我が国が既にダカール市内にて実施した平成17年度無償資金協力「初等教育教員養成校整備計画(6.42億円)」に続く事業となります。

式典では,バー経済・財政大臣から,我が国がセネガルにおいて長年に実施してきた国民の生活水準改善,教育システムの立て直しといった取り組みに対して感謝の意が表されるとともに,本2案件によりサル大統領が推進する新国家開発計画(セネガル新興戦略:PSE)が実施されることとなり高く評価している旨述べられました。

 

 

 

 

 

 

交換公文を交換する北原大使(左)及びバー経済・財政大臣(右)
(経済・財政省DJIGO氏撮影)

 

 

 

 

 

 

 

教育分野における我が国の貢献を述べるとともに、人造りの重要性を訴える北原大使



【プロジェクト基礎情報1】
・案件名:平成25年度コミュニティ開発支援無償「ダカール州郊外中学校建設計画」
・供与額:12億9,000万円

【プロジェクト基礎情報2】
・案件名:平成25年度コミュニティ開発支援無償「ファティック州教員研修センター整備計画」
・供与額:6億4,200万円

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