平成25年度対セネガル草の根・人間の安全保障無償資金協力1件(「ゴロム第1村農作物加工研修施設建設計画」)引渡式
2015年11月16日,セネガル共和国ダカール州ルフィスク県ゴロム第1村にて平成25年度対セネガル草の根・人間の安全保障無償資金協力「ゴロム第1村農作物加工研修施設建設計画」(供与限度額9,107,733円)により建設された農作物加工研修センターの引渡式が開催され,北原大使夫妻が出席しました。
セネガルの女性を取り巻く環境は厳しく,男性に比べて就学率・識字率ともに低いこともあり,職業の選択肢も限られたものになっています。このような状況の中, 1次産品の加工技術を習得することは,女性が自立して生計手段を得るための選択肢を増やすことにつながります。今回完成した施設は宿泊設備も備えており,施設から離れた地域に住む人も数日間に渡る研修を集中して受講できるようになります。
北原大使はスピーチの中で,本計画の完了を祝福するとともに,日本政府が「女性が輝く社会」の実現を国の重要課題として掲げていることを紹介し,社会の様々な問題を解決するためには,女性の活躍促進が欠かせない旨述べました。また,式典参加者からは日本の支援に対する感謝の意が述べられ,女性たちも立ち上がって踊りだすなど活気に満ちた式典となりました。



