カーボヴェルデ共和国に対する有償資金協力「送配電システム整備計画」

3月30日、カーボヴェルデ外務省において、深田大使とボルジェス外務大臣との間で、供与限度額61億8600万円の有償資金協力「送配電システム整備計画」に関する書簡の交換が行われました。同時に、大久保JICA所長とデュアルテ財務大臣との間で、供与にかかる契約文書の署名も行われました。


-
カーボヴェルデでは経済成長に伴う電力インフラ整備が喫緊の課題となっており、断続停電は住民に苦悩をもたらすとともに、経済発展の阻害要因ともなります。アフリカ開発銀行との2回目の協調融資となる本計画は、カーボヴェルデの6島において、送配電網の増強及び制御システム整備により、電力供給の安定化と地方における電力アクセス改善を図り、国民生活環境の向上と経済活性化に寄与するものです。同時に本計画は、送配電ロスの低減により二酸化炭素の排出を削減し、気候変動対策にも貢献します。

  ボルジェス外務大臣は、東日本大震災後の復興という困難な状況下においても、日本が同国への協力を継続することに深い感謝の意を表明しました。デュアルテ財務大臣は、先日訪日し日本国民の復興への意気込みに感銘を受けたところであり、日本国民からの支援を無駄にせぬよう発展への努力を継続していく旨述べました。


-