平成25年度有償資金協力「サンティアゴ島上水道システム整備計画」 署名式

2013年12月20日,カーボヴェルデ共和国の首都プライアにて,北原大使とボルジェス対外関係大臣との間で平成25年度有償資金協力「サンティアゴ島上水道システム整備計画 (供与限度額152.92億円)にかかる交換公文の署名が行われました。また,加藤JICA所長とドゥアルテ財務・計画大臣との間で借款契約が締結されました。

式典では,ボルジェス対外関係大臣から,カーボヴェルデにおける我が国の長年にわたる支援に対して感謝の意が表されるとともに,本計画は島内の給水問題の解決へ大きな前進となる旨述べられました。また,日・カーボヴェルデ間の友好関係を維持し,独立以来築いてきた二国間の協力をより強化できるよう努力していく旨表明されました。

さらに,ドゥアルテ財務・計画大臣は,飲料水の供給を通じて島内の既存インフラ設備の収益増や零細産業開発・促進も見込まれる本計画は,カーボヴェルデにおいて画期的なものであると高く評価しました。

写真上:交換公文の署名を終え握手をする北原大使(右)及びボルジェス対外関係大臣(左)
写真下:式典を終え関係者と集合写真を撮影
(左から,ロシャ外務閣外大臣,加藤JICA所長,北原大使,ボルジェス対外関係大臣,ドゥアルテ財務・計画大臣,ヴェイガ環境・住宅・国土整備大臣,ブリット観光・産業・エネルギー大臣)



【プロジェクト基礎情報】
・案件名:平成25年度有償資金協力「サンティアゴ島上水道システム整備計画」
・供与限度額:152.92億円
・案件概要:首都があるサンティアゴ島において,海水淡水化施設及び送水施設を建設することにより同島内の飲料水供給の安定化及び安全な水へのアクセス改善を図り,同国国民の衛生・生活環境の向上及び当国経済の活性化に寄与することを目的としています。また,本事業は海水の淡水化により地下水資源の代替,保全に貢献することにより,同国の気候変動への適応に貢献するものです。

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