平成26年度対カーボヴェルデ食糧援助、草の根・人間の安全保障無償資金協力署名式1件及び同引渡式2件
2015年2月26日、カーボヴェルデ共和国の首都プライアにある対外関係省内にて、平成26年度対カーボヴェルデ食糧援助及び平成26年度同草の根・人間の安全保障無償資金協力「サント・アンタオ島ポルト・ノヴォの女性のためのセンター改修計画」署名式及び他2案件の引渡式が開催され、北原大使夫妻、ミランダ外務閣外大臣を始め、ゴンザルベェス・カーボヴェルデ女性協会代表、ポンタドソル漁民・水産物販売人組合代表代理のメリシオ国立漁業開発機構代表、シルヴァ・プライア市助役らが出席しました。
北原大使は署名後のスピーチで、日本がカーボヴェルデに対して総額約60億カーボヴェルデ・エスクード(約70億円)をかけ、1978年よりほぼ毎年継続して食糧援助を実施してきたことを強調するとともに、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通して女性の活躍を支える基礎社会インフラの改善に貢献できる喜びを語りました。ミランダ外務閣外大臣は、日本の食糧援助は確実に同国の最貧困層へ迅速な経済的効果を及ぼすだけではなく、貧困削減や特に地方における社会的包摂促進にも大いに貢献するであろうと述べました。また、同閣外大臣は、日本の援助は同国の全域に及び、その対象分野は電気、水道、農業、水産業、人材育成、通信事業及び海水淡水化システム開発と多岐に渡っていると高く評価しました。

