管轄国観光情報:セネガル
1.観光概要
アフリカ大陸の最西端に位置するセネガルは、西アフリカ経済拠点の1つでありながら、変化に富んだ豊かな自然に恵まれ、フランスをはじめとするヨーロッパ等から毎年多くの観光客を集めています。観光業はセネガルでの主要産業の1つであり、政府は魅力的な観光地づくりに力を入れています。

2.気候
季節は雨期と乾期に分かれます。6月頃から10月頃までが雨期、11月頃から5月頃までが乾期となります。ダカール、サンルイ、サリー等沿岸部は海風の影響で、年間を通して比較的過ごしやすい気候ですが、内陸部は非常に暑くなることがあり、時には40℃を超すこともあります。一方、季節や地域によっては朝晩冷えますので、薄手のセーター等があると便利です。

3.世界遺産
(1)ゴレ島 Ile de Gorée
西アフリカ沿岸部でも由緒ある島で、1444年のポルトガルによる最初の上陸以来、ポルトガル、オランダ、イギリス、フランスの間で15度も争奪がなされた三角貿易の一拠点で、奴隷貿易の中継地でもありました。見所は、奴隷の家、城塞、IFAN歴史博物館等。ダカ-ル港よりフェリ-で約20分(約3km)。
(2)サンルイ島 Ile de Saint-Louis
フランスの総督府が置かれ、西アフリカにおける植民地支配の影響力を強めた歴史のある街。見所は、植民地時代から残る古い建物や島へ渡る鉄橋。ダカールより車で約4-5時間(約260km)。
(3)ジュージ国立鳥類保護区 Parc national des oiseaux du Djoudj
フラミンゴ、ペリカン、サギ、鵜等、様々な野鳥を見ることができる、1万6千ヘクタールの湿地帯。セネガル川河口にあり、小型ボートで川を遊覧しながら鳥が観察できます。サンルイから車で約1時間(約60km)、モーリタニアとの国境付近。
(4)ニョコロ・コバ国立公園 Parc national du Niokolo-Koba
ガンビア川流域、マリとギニアの国境付近にある国立公園。ダービー・エランド(羚羊の一種)、チンパンジー、ライオン、ヒョウ、象、鳥等、野生動物が多種生息。さらに奥地のケドゥグには、少数民族のバサリ族の村や滝があります。ダカールから約600km。

4.ダカール
西アフリカではコートジボワールのアビジャンと並んで最も進んだ街といわれるダカ-ルは、人口約400万人をかかえる政治・経済・学問の中心都市として、近年急速に発展しつつあります。街の中心はプラトーと呼ばれ、独立広場を中心に、官庁、銀行、大統領官邸等の建物が建ち並んでいます。ポンピドゥー通りと呼ばれる目抜き通りには、カフェや商店が所狭しと軒を連ね、様々な行商人が商売に精を出しており、いつも賑やかで活気に溢れています。また、空港方面にはアフリカ大陸最西端のアルマディ岬、サーフィンのメッカ、ンゴール島があります。

5.ビーチ・リゾート
ダカールから南の大西洋岸一帯はプティ・コートと呼ばれ、チュバップ・ジャラウ、ソモン、サリー、ニャニン、ジョアル、パルマラン等、個性豊かなビーチ・リゾートが点在しています。特にサリーは、ヨーロッパからのツアー客が多く訪れる賑やかなリゾートで、ホテルが多数ある他、レストラン、ディスコ、土産物屋が充実。また、ホテルによっては、プール、エステ、ゴルフ、乗馬、ジェットスキー、スポーツ・フィッシング等、幅広いアクティビティーが楽しめます。

6.治安状況
セネガルをご旅行される際には、外務省発表の海外安全情報及び現地の報道等に十分ごご注意下さい。
外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/