館長(大使)

令和7年9月3日

在セネガル特命全権大使 赤松武

新年及び赴任のご挨拶

令和7年1月7日
 皆様、あけましておめでとうございます。皆様には健やかに新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

 このたび、伊澤大使の後任として昨年12月に任命されました赤松武(あかまつ たけし)と申します。

 今回の赴任は、約10年ぶり、3回目のアフリカ勤務となります。私と家内は1月下旬にダカールに着任予定です。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 さて、今年夏には第9回アフリカ開発会議(TICAD9)が開催されます。1993年に始まったTICADですが、この30年間でアフリカや日本を取り巻く状況は大きく変化してきました。それでも、「アフリカを世界の流れから取り残さず、独自の取り組みを尊重しながら、真のパートナーとして歩んでいく」という基本理念は変わらないと考えています。セネガルでもこの「アフリカ『の』オーナーシップ」を大切にしつつ「アフリカ『との』パートナーシップ」を強化し両国の関係構築に尽力していきたいと思います。
 
 セネガルはアフリカ諸国の中でも政治的・治安的にもっとも安定した国の一つとされています。しかしながら、これまでの在外勤務、特にアフリカにおける経験から、在留邦人の皆様の安全確保、すなわち邦人保護が在外公館の最も重要な使命であると深く認識しています。そのためには、在留邦人のみなさまにおかれても日頃から些細な変化にも気を配り、情報交換がスムーズに行えるネットワークを構築し維持していただくことも重要です。
 
 大使館としても、さまざまなメディアを通じて情報発信を強化し、より皆様に開かれた大使館を目指してまいります。お気づきの点やご意見がありましたら、どうぞご遠慮なくお知らせください。
 
 なお、実はこのご挨拶は零下のモントリオールで寒々とした灰色の街並みを眺めながら書いています。間もなくアフリカの青空と大西洋の輝く海のそばで、皆様にお目にかかれることを心待ちにしつつ、新年及び赴任のご挨拶とさせていただきます。

 
赤松武