大使挨拶

令和7年5月7日

メールマガジン2025年5月号

在セネガル日本国大使館のメルマガをお読みいただいているみなさまへ、
 
あっという間に5月になりました。4月13日に開幕した大阪・関西万博。セネガル館もなかなか盛況の様で、在京セネガル大使館のデュフ大使からもその様子が送られてきました。開会式にはセネガルを代表して、ジョップ産業・通商大臣が出席。ダカールを発つ直前にお目にかかり、日本での滞在日程の調整状況などをお話しました。大臣ほか何名かのデレゲーションが大阪に滞在し、セネガル館の盛況な様子は当地の国営放送(RTS)でも放映されましたのでご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。夏休みに一時帰国される方も多いかと思いますが、機会があれば是非足を運んで見てください。(と、言いながら私自身は当面帰国予定がないのですが・・・)
 
25日には延び延びになっていた着任レセプションを開催し、セネガル政府関係者や外交団ほか270名近くのお客様にお越しいただきました。この機会に複数の日本企業等の方に活動内容を紹介するブース等の展示をお願いしました。御協力いただいた関係者の皆様には改めて御礼申し上げる次第です。
 
セネガル政府を代表してサール職業訓練大臣にお越しいただきましたが、熱心に展示をご覧になり、いろいろ質問されていたのが印象的でした。また数名の邦人関係者の子女の方に数曲日本舞踊を披露していただき、こちらも大変好評でした。ご父兄を始め関係者の皆様に感謝いたします。なお、レセプションの模様は27日夜のRTSニュースでも取り上げられましたのでご覧いただければ幸いです(日本舞踊も紹介されています)(https://www.youtube.com/live/XO0LNnAozU0 該当箇所:35:10-37:21)。
 
さて29日には日本から岩屋外務大臣夫妻一行をお迎えしました。外務大臣のセネガル訪問は茂木大臣以来4年ぶりです。24時間強の大変慌ただしい日程でしたが、ファル外相との外相会談とワーキングランチ、ソンコ首相、ファイ大統領それぞれへの表敬訪問と盛りだくさんで充実したダカール滞在でした。岩屋大臣からファイ大統領に今年8月横浜で開催される東京アフリカ開発会議(TICAD9)への石破総理からの招待状を手交し、ファイ大統領から喜んで出席するとの回答をいただくとともに両国が民主主義や法の支配等の価値を共有する戦略的に重要なパートナーであることをあらためて確認するなどできました。またご夫妻はセネガル日本職業訓練センター(CFPT)を訪問し、人材育成を中心とした対セネガル協力の重要性を強調したメッセージを発出しました(Facebook, X, Instagram)。
 
なかなか在任期間中に外務大臣来訪の機会が無いのが大多数の大使の悩み(?)なのですが、着任以来100日を経ずしてこれが実現し、すこしホッとしているところです。
 
日本ですと薫風の季節ですが、一足飛びに夏に突入するのでしょうか、じわじわと上がる気温と湿度に一足お先に夏ばて気味です。皆様もどうぞお元気でお過ごしください。
 
それではまた、来月お目にかかります。
 
赤松 武