大使挨拶
令和7年7月3日
メールマガジン2025年7月号
在セネガル日本国大使館のメルマガをお読みいただいているみなさまへ、
毎月書いているこのメルマガですが、あっという間に一月が経ってようやく書き始めています。好き勝手に書いている個人のSNSとは違ってこんな雑文でも一応締め切りがあると大変です。でも6月のネタ、カーボベルでの出張は、信任状捧呈です。当館はセネガルに加え、カーボベルデ、ギニアビサウ、ガンビアの4カ国を管轄していますので、これでようやく半分の国で「正式に」大使として活動できることになりました。
信任状捧呈については以前のメルマガ(こちらのリンク)で詳しく書きましたので繰り返しませんが、首都プライアに大使館を置いている国も限られていますので、他の大使と同様、外務大臣に信任状の写しを提出した翌日の19日に大統領に信任状捧呈するという短期間のスケジュールを組んでいただきました。ですので、何人かの大臣等とお目にかかった以外ほとんど時間がなかったのですが、また次の機会に他の島も訪れてみたいと思います。それにしてもヨーロッパの小都市のような町並みや青い海をみていると、アフリカにいるのを忘れてしまいました。
6月も日本からいろいろな機会でいらっしゃった多くの方にお目にかかったりしましたが、学校が終わるタイミングに合わせてか、英、独等多くの大使が離任され、その都度送別会などいつものレセプションに加え外交団の集まりも多かった一月でした。
そんな中、セネガル政府もファイ大統領およびソンコ首相他が活発に外遊されていたようで、なかでもソンコ首相の中国訪問は連日メディアで取り上げられていたのが印象的でした。8月の東京アフリカ開発会議(TICAD)も盛り上がると良いな、と考えながらその他のニュースを追っています。
14日と15日、昨年に引き続き、日本のポップカルチャーのイベント「MATSURI」が開催され、オープニングでご挨拶する機会がありました。コスプレや日本のマンガ・アニメを中心としたポップカルチャーが若い方を中心にセネガルでも人気なのは大変心強い限りですが、同じマンガ・アニメといっても私などが思い浮かべるものはすでに「古典」に入っているようで、どうしても世代ギャップを感じます。
実は日本の某TV局の依頼を受け、館員が参加者の何人かにインタビューを行いました。これ、日本でも放送されると良いですね。オンエアが決まれば、また当館SNSで紹介して行きます。
26日にはJICAの青年海外協力隊セネガル派遣45周年セレモニーがあり、東京から出張された安藤JICA理事や増田セネガル事務所長ともに式典に出席しました。協力隊のみな様が各地で活躍されている様子や柔道他のデモンストレーションも紹介され、セネガル側関係者を始め出席者から多くの拍手が沸き起こりました。
一つ残念な出来事は、先月のメルマガでも紹介したジョアール港の水揚場改修計画のプロジェクトサイトが、同じ26日、当局の違法操業取り締まりに反発して一部暴徒化した漁師たちにより破壊されてしまったことです。幸い人的被害はなかったものの、工事開始に向けて準備が進められていた資機材等がこわされてしまい、スケジュール通りの進行が困難な状況になったのは大変残念です。セネガル側関係当局に再発防止や安全確保について申し入れを行っているところです。
話がまるで前後しますが、1日には日本人会、補習校の皆様が中心となって、運動会が開催されました。子供たちより大人の方が真剣だったりするのがちょっと微笑ましいところです。「大使は邪魔なので綱引きだけ出ても良いです」という館員のありがたい忠告にしたがったのですが、やはり負けると悔しいものですね。来年にむけて綱引きの練習?ってできるのでしょうか??
スポーツ関連ではもう一つ。以前協力隊で当地に来られた魚住さん、そのまま当地にとどまってセネガル相撲の選手(セネガル名 Songo Tine)として活躍されており、29日のトーナメントで優勝されました。(リンク)当日は残念ながらスタジアムには行けなかったのですが、在京セネガル大使からビデオのリンクとともに「おめでとう!」とメッセージをいただきました。本当におめでとうございます。
そういえば運動会の朝、パラパラと降った雨。先日は当地に来て初めて雨らしい雨にあいました。そろそろ本格的に雨季が始まるようです。夏休みに入られる方も多いと思いますが、どうぞ皆様お元気でおすごしください。
それではまた、来月お目にかかります。
赤松 武
毎月書いているこのメルマガですが、あっという間に一月が経ってようやく書き始めています。好き勝手に書いている個人のSNSとは違ってこんな雑文でも一応締め切りがあると大変です。でも6月のネタ、カーボベルでの出張は、信任状捧呈です。当館はセネガルに加え、カーボベルデ、ギニアビサウ、ガンビアの4カ国を管轄していますので、これでようやく半分の国で「正式に」大使として活動できることになりました。
信任状捧呈については以前のメルマガ(こちらのリンク)で詳しく書きましたので繰り返しませんが、首都プライアに大使館を置いている国も限られていますので、他の大使と同様、外務大臣に信任状の写しを提出した翌日の19日に大統領に信任状捧呈するという短期間のスケジュールを組んでいただきました。ですので、何人かの大臣等とお目にかかった以外ほとんど時間がなかったのですが、また次の機会に他の島も訪れてみたいと思います。それにしてもヨーロッパの小都市のような町並みや青い海をみていると、アフリカにいるのを忘れてしまいました。
6月も日本からいろいろな機会でいらっしゃった多くの方にお目にかかったりしましたが、学校が終わるタイミングに合わせてか、英、独等多くの大使が離任され、その都度送別会などいつものレセプションに加え外交団の集まりも多かった一月でした。
そんな中、セネガル政府もファイ大統領およびソンコ首相他が活発に外遊されていたようで、なかでもソンコ首相の中国訪問は連日メディアで取り上げられていたのが印象的でした。8月の東京アフリカ開発会議(TICAD)も盛り上がると良いな、と考えながらその他のニュースを追っています。
14日と15日、昨年に引き続き、日本のポップカルチャーのイベント「MATSURI」が開催され、オープニングでご挨拶する機会がありました。コスプレや日本のマンガ・アニメを中心としたポップカルチャーが若い方を中心にセネガルでも人気なのは大変心強い限りですが、同じマンガ・アニメといっても私などが思い浮かべるものはすでに「古典」に入っているようで、どうしても世代ギャップを感じます。
実は日本の某TV局の依頼を受け、館員が参加者の何人かにインタビューを行いました。これ、日本でも放送されると良いですね。オンエアが決まれば、また当館SNSで紹介して行きます。
26日にはJICAの青年海外協力隊セネガル派遣45周年セレモニーがあり、東京から出張された安藤JICA理事や増田セネガル事務所長ともに式典に出席しました。協力隊のみな様が各地で活躍されている様子や柔道他のデモンストレーションも紹介され、セネガル側関係者を始め出席者から多くの拍手が沸き起こりました。
一つ残念な出来事は、先月のメルマガでも紹介したジョアール港の水揚場改修計画のプロジェクトサイトが、同じ26日、当局の違法操業取り締まりに反発して一部暴徒化した漁師たちにより破壊されてしまったことです。幸い人的被害はなかったものの、工事開始に向けて準備が進められていた資機材等がこわされてしまい、スケジュール通りの進行が困難な状況になったのは大変残念です。セネガル側関係当局に再発防止や安全確保について申し入れを行っているところです。
話がまるで前後しますが、1日には日本人会、補習校の皆様が中心となって、運動会が開催されました。子供たちより大人の方が真剣だったりするのがちょっと微笑ましいところです。「大使は邪魔なので綱引きだけ出ても良いです」という館員のありがたい忠告にしたがったのですが、やはり負けると悔しいものですね。来年にむけて綱引きの練習?ってできるのでしょうか??
スポーツ関連ではもう一つ。以前協力隊で当地に来られた魚住さん、そのまま当地にとどまってセネガル相撲の選手(セネガル名 Songo Tine)として活躍されており、29日のトーナメントで優勝されました。(リンク)当日は残念ながらスタジアムには行けなかったのですが、在京セネガル大使からビデオのリンクとともに「おめでとう!」とメッセージをいただきました。本当におめでとうございます。
そういえば運動会の朝、パラパラと降った雨。先日は当地に来て初めて雨らしい雨にあいました。そろそろ本格的に雨季が始まるようです。夏休みに入られる方も多いと思いますが、どうぞ皆様お元気でおすごしください。
それではまた、来月お目にかかります。
赤松 武